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私立大学医学部、受験校の決め方

この前夏が終わったと思っていたのに、もう10月。来月になるとすぐに学校推薦型入試の出願が始まり、一般入試に向けた受験大学の検討もそろそろ開始する時期となりました。
そこで今回は、受験戦略面で重要となる受験校決定について注意すべきポイントをまとめてみたいと思います。

一般的に大学受験で受験校を決定する場合、よく言われるのが「実力相応校2~3校、チャレンジ校1~2校、安全校1~2校を受ける」という方法です。しかし、ほとんどの大学が偏差値62~67くらいの狭い偏差値帯にひしめき合っている私立医学部入試では、この方法を当てはめるのは無理があります。

では、私立医学部入試の受験大学は何を基準に決めたらいいのでしょうか。

私立大学医学部受験校を決定する際に押さえておきたい5つのポイント

まず最初に理解することは、入試問題が総合大学に比べると異質でバラエティに富んでいることです。これは、私立医学部に単科大学が多いということが主な理由となります。仮に7つの大学を受験するのであれば7通りの受験対策が必要になるため、少しでも共通点が多い出題の大学を選んで受験生の負担を軽くしないと、実力を十分に発揮した戦いはできません。

次に重要となるのが、日程です。ご存知の方も多いと思いますが、私立医学部入試は共通テスト終了後の1月20日頃から始まって2月中旬まで続くロングランです。同じ日に入試が重なっていない限り何大学でも受けられますし、受けたい順に大学を選んでいったら入試が5日連続になってしまったということも普通に起こります。いくつか受験する中で最初に受ける大学がいきなり本命だと力を発揮できずに終わってしまうこともあるので、最初は試験慣れすることも踏まえて志望順位の低い大学を日程に加えるなど、勝つための工夫が求められます。あとは2次試験を受けることになった場合の移動や2次試験に合格した場合の入学金支払い期日など、あらゆることを確認しながら1次試験の日程を決めていくという流れになります。

まとめると、
1.日程に無理がないか(受ける順番、連続日数など)
2.出題形式、出題傾向がバラバラでないか
3.自分の強みが発揮できる大学を選んでいるか(自分がマーク向き?記述向き?など)
4.2次試験を受ける場合、無理なく移動できるか(東北から九州までが移動範囲となります)
5.入学金を払うことになった場合、最小限の出費で済むスケジュールになっているか
この辺りが主だったチェックポイントになります。

私立大学医学部の受験は何日連続まで大丈夫か

受験生から「試験は何日連続まで大丈夫ですか?」とよく聞かれることがありますが、これは人によって異なるため正解はありません。ただ個人的にはパフォーマンスを最大限重視するなら3~4日連続までではないかと思います。

ここまでは「一般入試前期」について書きましたが、この他に、年内に行われる「学校推薦型入試・総合型入試」、共通テストが筆記試験の代わりになる「共通テスト利用入試」、2月下旬から3月にかけて行われる「一般入試後期」などがあり、最終的にはこれらの試験も含めてトータルの受験スケジュールを決めることになります。
これらの試験をすべて吟味して自分に合った受験スケジュールを作成することはかなり難しい作業となりますが、受験スケジュールをどのように作成するかで、受験結果に大きな影響を与えるため、ここは頑張っておきたいところです。
自分ひとりでは困難だと思った場合は、医学部専門の塾・予備校に相談してみるのもひとつの方法でしょう。

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Medi-UP 森 憲

 

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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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