難関大突破に必要な学力を試す化学の問題やその解答・解説などを配信していきます。
今回は、結晶学に関する問題。学問としては、鉱物学や材料工学などと親和性が高い、基礎的でありながら幅広く応用される重要な分野です。
大学入試では、結晶の構造については体心立方格子とか面心立方格子とか、代表的なものを覚えて、それらの密度や充填率などの計算が出来ればおおよその問題は解けますが、少し難易度が高いものだとそういった計算の部分がなかなかに鬱陶しい問題が出題されます。
「これ、本当に化学なのかな?」なんて、疑問すら抱かせるほどの計算の嵐なんてこともありますね。
今回は敢えて、そういった問題を。
2011年の東京工業大学の問題です。
取り上げられている結晶はよく見かけるものですので、問題文自体は短いのですが、なかなかどうして「重たい問題」です。
まともに解くと時間がかかり過ぎてしまい、入試本番なら、他の問題を解くための時間を圧迫してしまいます。
強者なら、なるべく鮮やかな解法を探してみてください!

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。