2021年度私立医学部の一般選抜日程が出揃いました。
今回は1月16日(土)、17日(日)の大学入学共通テスト第一日程終了後から1月30日までの日程を2020年度の日程と比較しながら解説します。
下のカレンダーをご覧ください。
赤色表示が1次試験を実施する大学で、さらに下線を引いた大学は大阪に試験会場を設ける大学、青色表示は2次試験を2日実施する大学で出願時に選択します。水色表示は2次試験日を大学が指定する大学です。
次の4点についてお伝えしたいと思います。
◎杏林大学、関西医科大学(前期・共通テスト併用)、近畿大学(前期)、聖マリアンナ医科大学、東京女子医科大学が1次試験日を大幅変更
◎聖マリアンナ医科大学が後期日程を新設
◎獨協医科大学が1次試験を2日間に設定
(1)1次試験日を大幅に変更した大学
下の表は令和3年度の1次試験日が前年度に対して大幅に変更した大学をピックアップしたものです。
大学名 |
令和2年度 |
令和3年度 |
|
杏林大学・前期 |
2月 3日(月) |
➡ |
1月22日(金) |
関西医科大学・前共テ併 |
1月25日(土) |
➡ |
1月30日(土) |
近畿大学・前期 |
1月26日(日) |
➡ |
1月31日(日) |
1月31日(金) |
➡ |
1月25日(月) |
|
1月23日(木) |
➡ |
1月28日(木) |
杏林大学は昨年度入試では東海大学2日目の1次試験日と重複していましたが、2021年度は単独日程となりました。
関西医科大学(前期・共通テスト併用)は昨年度入試では東北医科薬科と埼玉医科(前期)と重複していましたが、2021年度は1次試験日としては単独日程となりました。
近畿大学(前期)は昨年度入試では川崎医科と北里大学の1次試験日と重複しましたが2021年度は1次試験日としては単独日程となりました。
聖マリアンナ医科大学は昨年度入試では単独日程でしたが、2021年度は自治医科大学の学力試験と重複しています。聖マリアンナ医科大学は、2021年度入試より後期日程を新設しました。
東京女子医科大学は昨年度入試では藤田医科大学(前期)と重複日程でしたが、2021年度は帝京大学、獨協医科大学の1次試験日と重複しています。
(2)聖マリアンナ医科大学が後期日程を新設
1月19日から30日までのほぼ例年通りの日程です。
昨年は同日日程だった愛知と国際の1次試験は、愛知が19日、国際が20日となり、大幅に日程を前倒しした杏林が22日となっています。
2021年度入試より聖マリアンナ医科大学が、後期日程を新設しました。これにより、1月25日(月)は前期日程となります。
大阪に試験会場がない大学は、杏林、北里、帝京、東邦です。1/22の杏林は昨年は東京駅すぐにあるベルサール東京日本橋でしたが、JR山手線五反田駅から無料のシャトルバスサービスを行っている五反田TOCビルに変更、1/24の北里は新横浜駅から電車とバスを乗り継いでおよそ1時間のところにある相模原キャンパス、1/26~1/28の帝京は東京駅から北へ電車で約30分程の十条駅が最寄の板橋キャンパスでそれぞれ実施されます。1/27の東邦は五反田TOCビルで実施されます。
因みに、この五反田TOCビルは医学部受験会場のメッカと言われるほど多くの私立医学部の1次試験会場となっています。杏林や東邦の他に、獨協、埼玉、昭和、聖マリなども例年使用しています。
(3)獨協医科大学が1次試験を2日間設定
2021年度一般選抜日程で目玉の1つでもあるのが獨協医科大学の1次試験を2日間に設定したことです。一般選抜1次試験日は1月28日(木)と1月29日(金)の2日間です。両日受験することができます。両日受験した場合、両日受験した場合は合計点が高い日の得点を合否判定に使用。採点は標準化採点(偏差値採点)で実施します。東海大学でも1次試験を2日間に設定しています。
次回は1月31日から2月13日までの一般選抜日程についてお伝えします。
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