みなさんこんにちは
東京学芸大学教育学部中等教育教員養成課程理科専攻の1年です。
最近寒くなってきましたが、体調を崩してはいませんか?
ちゃんとご飯を食べてしっかり睡眠をとってくださいね。
さて、共通テストが近づいてきて不安な気持ちが湧いてきたのではないでしょうか。
今日は共通テストの生物基礎のお話をしたいと思います。
この話でみなさんの不安な気持ちが少しでも減ったら嬉しいです。
私の受験した東京学芸大学は、国立理系にもかかわらず、理科は専門1科目、基礎2科目での受験が可能でした。
私は生物・生物基礎・化学基礎を受験に使ったので、文系の方にも通じる話ができると思います
まず、生物・生物基礎の違いは知識面以外にはほとんど無いと感じました。
どちらも【用語を覚えて、原理を覚えて使えるようにする】これだけです。
では、生物基礎の話をしていきます。
生物基礎に関しては、用語を暗記するだけで6割程度は狙えます。
ただし、それ以上を狙おうとすると知識の暗記だけでは難しいです。
その原因は実験の考察問題が解けないことだと思います。
初年度の共通テストでは、とにかく日本語が読めれば解ける≒理科的な要素が薄い問題が大量に出題されたため、平均点は高くなったのだと思います。
ただし、私が受けた2回目の共通テストでは平均点がかなり下がりました。
これはそもそも知識を暗記できていない人は全然点が取れず、暗記ができている人でも実験考察問題で失点してしまった結果だと思っています。
直近の共通テストの結果から考えると、生物基礎の点数を伸ばすには、当然実験考察問題を解けるようになる必要があります。
実験考察問題を解くのに必要にことは以下の2つです。
1つ目)生物基礎の知識。
これは当然ですが、1回目の共通テストではあまり問われなかった部分でもあります。知識がなければ、そもそも問題を解くという段階に至りません。頑張りましょう。
2つ目)実験を読み解く力。
実験を読み解く力に関しては大切にしてほしい考え方があります。
それは、実験が何を目的に行われているかを考えることです。
この考え方は、実験考察問題でよく問われる
「〇〇をしたらどのような結果が得られますか」
「〇〇という結果が得られましたが、どのような条件で操作で行ったと考えられますか」
など問題を解く助けになるものです。
実験目的を考えることでそれに必要な操作、対照実験での変化を考えるのが簡単になります。こうした力を身につけるには、日頃から実験考察問題を解く際に実験目的を考えることが必要です。
また、教科書に載っている生物史で重要な実験について考えることも効果的です。
例えば、エイブリー、グリフィスの実験は操作や結果を覚えている人が多いと思いますが、その実験目的はなんなのか、なぜその操作をしたのか、考えてみましょう。
そもそも実験結果は、その実験目的を達成(何かの証明)されたから結果たり得る、ということも理解しておくべきです。
以上、皆さんの参考になれば幸いです。
受験生の皆さん、しっかり寝ましょう。
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