本当にご無沙汰しておりました。
第149回目です。
この間(かん)、B君からのコメントをはじめいくつかのメッセージをいただき、とてもうれしかったです。
僕が15年に渡り、曲がりなりにも連載を続けられたのは目の前の生徒への思いと卒業生からのコメントがあったからです。
是が非でも150回記念は達成したいと思います。
今回は受験の2大危険因子を伝えておきます。
ある日急に調子がおかしくなる生徒さんが毎年のようにいます。
人間ですから日によって波があるのは当たり前ですが、そのレベルではなく、目付きもあやしくやり取りさえおぼつかなる子がいたりするのです。
話を聞いてみると、原因はほぼ2つに絞られます。
「人間関係」と「睡眠不足」のどちらかであることがほとんどなのです。
「人間関係」は如何ともしがたいところがありますが、SNSによるものであるなら、スマホを制限するのも一手かもしれません。
今までスマホをロックしたという生徒は僕が知る限りみんな受験は成功していますから、スマホ(SNS)の磁力は甚大なものがあるのだなと思い知らされます。
「睡眠不足」は個人差があるとはいえ、最低でも6時間は必須だと僕は思います。
ですが高校生は忙しいし、なまじ体力もあるから真面目な子ほどつい無理をしてしまう。
無理がきけばいいのですが、まずテキメンに支障を来し出します。
睡眠時間を削らないと無理なのです、ではなくて、睡眠時間を削ることが人間には無理なのだと僕は考えます。
人間には(というか生物)必須カロリーがあるように睡眠時間も必須だし、そのラインは最低でも6時間だなというのが生徒たちを見てきた僕の知見です。
ですから睡眠時間6時間(以上)は不可侵として、与えられた18時間をいかにやり繰りするかに注力するべきです。
寝ないで頑張った、ではなく、「優先順位」の設定と「集中力(オンオフの切り替え)」が求められます。
そもそも睡眠不足状態で物事に当たったところで効率・精度は著しく下がり、さらなる睡眠時間が奪われるだけです。
現代文なんてやろうものならかえって自らスランプに突入していくことになります。
ですからまずは「6時間は確保した上で、やれることをやる」と腹をくくってください。
「優先順位」についてですが、「国語(現代文・古文・漢文)」でいうと高3生の1学期は「古典文法」の徹底習得に重きを置いてください。
今年も7月15日(土)に古典文法イベント(※1)を開催します。
毎回言っていることですが、このイベント結果と受験結果はかなりの相関関係があります。
古典文法はスポーツに喩えると「下半身」に当たると思います。
何のスポーツにせよ、「走り込み」をして下半身強化することが爆発力を生むように、1学期はとことん下半身を鍛え抜いて、夏以降凡百の高校生を圧倒的に引き離してほしいと思います。
(※1)https://www.ochazemi.co.jp/summer/pre/
大阪(※2)でも7月16日(日)に開催します。東西で暑い夏の前哨戦を繰り広げましょう。イベントの告知をYouTube(※3)にも上げています。
(※2)大阪は上本町校で僕が一人で対応します。高2生にも開放します。腕に覚えがある生徒さん、お待ちしております。
(※3)https://www.youtube.com/watch?v=rRMA9QFF7lQ
今は梅雨の真っ只中ですが、僕はいつも梅雨が始まると夏の光景が脳内に浮かびます。
夏は夏期講習だけではなくて、もう今から始まっています。
そう思っておいた方が「夏期講習」の成果も高まります。それぞれ各学年一度しかない「夏期講習」を十全なものにするためには梅雨どきからの仕込みが大事です。
とにかく「参加」ありき、です。
あとは僕らにお任せください。
では、次回150回記念。
リクエストありましたら是非。
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