9月29日(月)に東京女子医科大学統合教育学修センター・アドミッションオフィサーの方をお招きし、オンラインライブ形式で医学部入試説明会を行いました。大学紹介と2026年度入試概要についてお聞きしました。
東京女子医科大学魅力と教育システム
東京女子医科大学は医学部・看護学部の2学部を有する新設医学部で、2025年に創立125周年を迎えました。キャンパスへのアクセスはJR山手線新宿駅から都営大江戸線で2駅の若松河田駅から徒歩3分のところにあります。キャンパス周辺は住宅街やスーパーが立ち並ぶ閑静で落ち着いたエリアで、新教育棟をはじめ、大学病院や研究施設が揃っており、6年間ここで医学を学ぶことができます。
東京女子医科大学の特色は、医師国家試験の高い合格率とストレート卒業率の高さにあります。第118回医師国家試験の結果によると、私立医学部31大学の入学後6年間で卒業するストレート卒業率の平均が約81%であるのに対し、東京女子医科大学は93.0%、また新卒の医師国家試験の合格率は96.3%でした。今年新入生にとった入学理由アンケートでは、ストレート卒業率の高さと医師国家試験の合格率の高さが、都心に近い通学に便利な立地を上回る1位、2位だった結果からも東京女子医科大学を選ぶ際の魅力であることを示しています。また、入学後6年間ストレートで卒業してから医師国家試験にストレート合格した割合が、私立医学部31大学では78.4%であるのに対して、89.4%という全国の上位の中でも高い割合を維持しているデータからも魅力です。
医師国家試験に合格することを通過点と考え、早く社会貢献したいという志をもつ医学部生が集まり励まし合う学習環境の基盤となっているのが、ディプロマポリシー(卒業認定)の1つにある「自ら問題を発見し解決する能力を持つ」です。この能力を持つ医師を育てるために、他大学とは異なる教育システムとして、「PBLテュートリアル」を日本で初めて導入しました。提示された事例(課題)に対し、自分で問題点を発見し、自己学修で解決し、小グループで互いに学修したことを教え合う学習法です。この問題発見解決力が最も高い学習効率であり、医師になってからも生涯にわたり自立して社会に役立つという考えの下に続けられています。
2026年度入試変更点
2026年度入試の主な変更点は、以下の2点です。
①学校推薦型選抜「卒業生子女入試」(募集人員約10名)を廃止
②募集人員が学校推薦型選抜「一般推薦」が約38名、一般選抜が約72名です。
2026年度学校推薦型選抜「一般推薦」について
合格したら必ず入学する専願制で主な出願資格は現役または1浪まで、評定平均が4.1以上です。
試験内容は、思考力試験、小論文、小グループ討論と個人面接です。思考力試験は、高校内容までの基礎的な知識を使って解く内容となっています。小グループ討論は、テーマ人の意見を聞いて理解できるか、協同して作業できるか与えられたテーマに対する知識がなくてもきちんと対応して解決できる手立てがあるかどうかを評価します。個人面接では、出願時に提出する志望理由書、自己評価書、調査書をもとに評価を行います。
2026年度一般選抜について
一般選抜の1次試験は、英語、数学ⅠⅡⅢAB(数列)C(ベクトルと平面上の曲線と曲線)、物理、化学、生物から2科目選択(出願時に2科目選択)、小論文と適性試験です。1次試験は、学科試験の合計点で判定します。2次試験は、個人面接を実施し、1次試験で受験した小論文と適性試験を合わせて判定します。医師となる適性や使命感、女性医師として社会に貢献する心構え、「至誠と愛」の理念の下にディプロマポリシーを達成する意思があるかを評価します。
6年間の学費は私立医学部の中では高額ですが、昨年度より初年度学費の分割納入を導入しています。一般選抜合格者の成績上位5名を対象に授業料相当額280万円を4学年まで継続的に総額1,120万円を給付する(ただし入学後の学業成績が31位以上特待生であることが条件)特待生制度を設けています。
東京女子医科大学の受験をお考えで詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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