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日本大学医学部入試オンライン説明会2023を行いました

 10/21(土)に日本大学医学部入試担当の方をお招きし、オンライン形式で医学部入試説明会を行いました。

 今回の説明会でお話しいただいた内容を一部ご紹介させていただきます。

日本大学医学部の特色について

 日本大学医学部は1925(大正14)年に設立された歴史のある旧制医大で、創設以来1万人以上の卒業生を輩出し、2025年には創立100周年を迎えます。医学部キャンパスは東京都板橋区にあります。大学へのアクセスは、JR山手線池袋駅を経由し、東武東上線大山駅から徒歩15分です。医学部キャンパスの横には日本大学板橋病院が隣接しています。

 日本大学医学部の特色として、歴史が古いことが挙げられます。卒業生を数多く輩出することによって、実習等での受け入れ先のネットワークが多く、関連病院施設は90あります。また、16学部86学科を擁する、学生数1位の日本一の総合大学として大学OBとの絆が深いことも特色です。

 医学部教育の特色ではOSCE(4年次、6年次に臨床実習を行う実技試験)を国内に正式導入する前から実施していることが有名です。医師に必要な英語力を身につけるための「医学英語教育」を1年次~4年次まで一貫して実施している点が大きな特徴です。また、VRを活用した最先端の教育ツールを取り入れた医学教育を行っています。

 板橋病院は特定機能病院として最新の医療設備を備えた施設があり、臨床実習では患者さん主体の医療研修を行うことができると医学生からも好評を得ています。

2024年度入試変更点

 2024年度入試変更点として、2点あります。1つ目は、一般選抜(N第1期、N第2期)の面接の配点が30点(昨年度は60点)になります。2つ目は、地域枠選抜の面接回数が1回(昨年度は2回)になります。配点は60点で変わりません。

2024年度入学者選抜方式について

 入試方式は、以下の4つです。④が2024年度新規実施となる入試区分で年内に試験が実施されます。

① N全学部統一方式(N第1期、N第2期の2回)
② 校友子女選抜(募集人員5名、1次試験はN方式第1期全学部共通問題、2次試験は面接のみ。出願資格として、2023年11月22日(水)までに日本大学校友会本部事務局への「校友子女確認書」の申請が必要。N第1期で選抜。N第1期との併願はできない)
③ 地域枠選抜(N第1期で選抜。N第1期との併願はできない)
④ 学校推薦型選抜(公募制・新潟県地域枠)【2024年度入試より新設】

 ①N全学部統一方式は、日本大学の全学部統一の入試問題を使って実施する方式です。2月にN第1期(募集人員90名)と3月にN第2期(募集人員15名)の2回実施します。歯学部など他学部との併願が可能です。

 N第1期は全国各地に試験場があり、大阪にも1カ所試験会場(AP大阪淀屋橋)があります。N第2期の1次試験会場は、東京・湘南・郡山に加え、千葉が新設されます。

 N第1期、N第2期とも1次試験は英語・数学・理科(化学・物理・生物から2科目選択)のマーク式問題(各科目100点の400点満点)、2次試験は医学部独自問題の英語(60点)、数学(60点)と面接(30点)です。N第2期は募集人員が少ない分難易度が高かったということです。ホームページに掲載されている合格最低点は標準化得点で算出されています。

 ③の地域枠選抜は、現在認可申請中ですが、埼玉県地域枠(募集人員5名)に加え、新潟県地域枠(募集人員4名)、茨城県地域枠(募集人員3名)、静岡県地域枠(募集人員3名)でN第1期で選抜します。新潟県地域枠は、2024年度入試より、学校推薦型選抜・公募制で募集人員2名、N第1期で募集人員2名に分けて実施します。いずれの地域枠も全国から出願可能です。

 2024年度入試より、面接回数は1回になりますが、実施された2回の面接では、1回目は大学志望理由中心の面接、2回目は出願した地域枠の地域医療に関する面接でした。地域枠選抜に合格し入学すると、県からの修学資金が貸与され、卒業後医師として奨学金の貸与を受けた県で9年間勤務義務を履行すれば奨学金の返済が免除されます。6年間で貸与される修学資金総額が日本大学の6年間の学費総額(3,338万円)を上回る県もあります。新潟県地域枠では3,660万円です。

 ④の公募制・新潟県地域枠は、いわゆる年内で実施される入試区分です。主な出願資格は、1浪までで全体の評定平均が4.0以上あることが必要です。試験内容は、各40分で英語・数学(2科目合計120点)と約20分の面接を2回(120点)行います。出願期間は、2023年11月20日(月)~2023年12月1日(金)です。

日本大学医学部入試対策

 1次試験はN全学方式統一の共通問題で日本大学のホームページには2023年度入試の過去問題が掲載されています。

 2次試験は医学部独自問題の英語と数学の学科試験と面接です。解答方式は、英語はマーク式、数学は記述式です。数学の記述式については、解答だけ書いても正解とはなりません。最終的な解答に至るまでの途中式や考え方のプロセスなども採点対象となりますので、解答に至るまでの過程も意識して解答してほしい、ということです。

 面接試験は、面接官3名の個人面接です。3名のうち1名の面接官がインターネット出願サイトのマイページに入力(100~500文字)した主体性の内容について掘り下げた質疑応答が行われます。出願の際には記入した内容のコピーをとり、自身の高校時代の活動記録や業績など主体的に努力した経験について考えをまとめておきましょう。

 日本大学医学部の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。 

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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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