一般選抜の出願も始まり入試本番まで残り僅かとなりました。
前回、「私立医学部受験校の決め方」についてお話をしましたが、納得のいく受験校選定はできたでしょうか。
1人で10大学近く受験する人も多いことから、依然として競争率の高い私立医学部入試ですが、今回は長丁場となる入試を乗り切る方法と、その注意点についてまとめてみたいと思います。
私立専願者の共通テスト受験の注意点
まず最初に、私立専願者が共通テストを受ける場合の注意点です。
多くの私立大学が共通テスト利用選抜を導入していることもあり、私立専願者でも共通テストを受ける人は多いと思います。しかし、この共通テストがなかなかのくせ者なのです。従来のセンター試験は問題が私立大対策としても利用できたため、私立本番前の練習としてセンター試験を受ける人が多かったのですが、共通テストで高得点を取るためにはそれ専用の準備が必要となります。しっかりと準備ができないまま受けると予想外の結果に終わることも十分にあり得ます。そのような状況になっても過度に落ち込むことなく、「共通テストは私立大入試の練習用として機能しにくくなっている。」ことを覚えておいて次の私立大入試に切り替えてください。
試験当日に気をつけること
次に私立入試が始まってからの注意点を確認しましょう。
関東や関西に住んでいる人は当日の朝自宅から試験会場に行くことができるかもしれませんが、多くの受験生は前日に会場近くに移動して試験に備えることになります。基本的なことになりますが、慣れない土地での受験になるので、試験当日に慌てないためにも、できる限り会場までの経路を下見しておくようにしましょう。持ち物についても必ず確認をしておいてください。最近はスマホを時計代わりにしている人が多いためか、試験会場に着いてから時計を忘れていることに気付く受験生がたまにいるようです。受験票を忘れるケースは稀だと思いますが、万が一忘れたとしても動揺せず係員の人に相談するようにしてください。
試験終了後は問題の見直しと次の入試に向けた気持ちの切り替えを
試験が終わったら、出題された問題は必ず見直しをしておきましょう。特に、自信を持って解けなかった問題は、しっかりと復習しておくことが大切です。その分野が後に受ける大学で出題されることが往々にしてあります。1戦ずつ戦いながら力をつけていくことを念頭に受験に臨んで欲しいと思います。
前回のブログでもお伝えしましたが、私立医学部受験は大学ごとに出題傾向がバラバラで問題ごとの出来不出来に大きな差が出る傾向があります。難易度が相対的に低い大学の入試で失敗した人が、難易度が相対的に高い大学に合格するということは普通に起こります。モチベーションを維持しながらたくさんの大学を受けるのは大変ですが、一戦一戦気持ちを切り替えて、最後まで戦い抜いて欲しいと思います。
皆さんの健闘を祈っています。
Medi-UP 森 憲
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