一般枠の1次合格者数は昨年より7名多い70名
近畿大学は合格者の受験番号と同時に志願者数、受験者数や合格最低点もホームページで公表されます。
昨年度入試では一般選抜(旧一般入試)で募集していた大阪府、奈良県、和歌山県、静岡県の地域枠と一般枠のそれぞれについて発表されています。
一般枠の1次合格者数は昨年より7名多い70名でした。志願者数は、昨年度入試の2次試験合格者数は50名でしたので、2次試験受験者数は537名でしたので、受験者数を1次合格者数で割った1次倍率は約7.7倍です。昨年は10倍でした。
地域枠の1次合格者数
地域枠の1次合格者数は、大阪府が6名、奈良県4名、和歌山県4名、静岡県7名でした。地域枠は入学辞退可能な一般枠と違い、専願制ですので、2次試験合格者数は募集人員通りになると思われます。
一般枠の1次合格者最低得点率は69.3%(208点/300点中)
1次試験合格最低点ですが、英語が他学部共通の試験問題を利用するということでボーダーラインが7割を超える可能性が高いと思われましたが、昨年より19点高い69.3%でした。地域枠は府県ごとに一般枠と別枠のボーダーラインとなっており、54%~62.6%となっています(下表参照)。近畿大学の推薦入試では理科は受験時に1科目選択ですが、一般選抜(旧一般入試)では理科が2科目受験となるため、昨年は一般入試で募集した地域枠の得点差の比較はしていません。
入試方式(募集人員) |
1次合格者最低得点率(最低点/満点) |
一般枠(25名) |
1次合格者 69.3% (+19)(208点/300点) |
大阪府地域枠(3名) |
1次合格者 62.6% (188点/300点) |
奈良県地域枠(2名) |
1次合格者 55.0% (165点/300点) |
和歌山県地域枠(2名) |
1次合格者 55.0% (165点/300点) |
静岡県地域枠(5名) |
1次合格者 54.3% (163点/300点) |
2次試験は、小論文、個人面接で12/6(日)に実施
2次試験は小論文、個人面接で12/6(日)に医学部がある大阪狭山キャンパスで行われます。小論文は試験時間40分で、医療や時事に関するテーマについて400字で論述します。小論文は段階評価ですが、どのようなテーマに対しても「あなたがどう感じたか、どう考えたか」を筋道立てて、論理的に書くことが必要です。昨年度は国民医療費が増加傾向にある中で高額ながん治療薬の使用範囲を全ての患者に用いるべきかという医療をテーマにした内容でした。
面接は、面接前に「アンケート」を作成します。400字の大学志望理由、希望する勤務形態などを記入した上で面接に臨みます。例年面接官2名の個人面接が約10分間行われます。面接ではアンケートの記入内容についての問答や先に行われた小論文についてのやりとりが過年度入試では行われていました。
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