医学部受験のプロが、これまでの経験や知見をもとにアドバイス!
今回は、D・Sさんからのメッセージです。
奈良県立医科大学の推薦入試は2種類
今年度も昨年と同様に、奈良県立医科大学で推薦入試が行われます。
奈良県立医科大学の推薦入試の要項によると、志願者本人が奈良県の高校出身であるか奈良県在住である『地域枠入学試験』と、全国の都道府県から受験が可能な『緊急医師確保特別入学試験』の2種類あります。出願期間は、どちらも既に締め切っていますが、2019年12月10日(火)~12月13日(金)でした。定員は地域枠は25名、緊急医師確保枠は13名であり、どちらも2浪までが出願可能でした。
この入試の特筆すべき点は、どちらも多くの国公立大学の推薦入試の出願時に要件となる「評定平均」が要件ではないことと、またその入試の形式が一般入試前期と全く同じ形式で行われることです。
2020年2月1日(土)と 2月2日(日)に行われる二次試験は、例年通りトリアージによる奈良医大入試方式(※)で実施されます。
2月1日(土)に英語・数学・理科1科目(受験時に物理・化学・生物から選択)の学科試験を180分の試験時間中に同時に解答します。
2月2日(日)には面接を行います。
※トリアージによる奈良医大入試方式の詳しい説明についてはこちら
推薦入試突破のためには二次試験対策が重要
奈良県立医科大学の二次試験は、理科が1科目でかつ全科目を同じ試験時間内に解答するという点が特徴であることはすでに述べました。大学側がトリアージによる奈良医大入試方式で説明している通り、「迅速さ」「的確さ」「冷静さ」が入試当日に求められます。
センター試験後から推薦入試当日まであまり日数がありませんが、二次試験対策も手を抜くことはできません。センター試験では1点でも多く取ることに越したことはありませんが、過去にセンター試験で8割程度の得点率だったにも関わらず、二次試験で逆転合格したMedi-UP(メディアップ)の生徒もいました。
いずれにしても二次試験は記述量が多く、差が付きやすい試験なので、そこでの出来が合格への大きなカギとなるのは間違いないでしょう。
志望理由書は800字以内で記入
特に「緊急医師確保特別入学試験」では、出願時に800字以内で記入し提出する志望理由書を元に、「なぜ、奈県医を志望したのか?」、「なぜ、奈良県の地域医療に携わりたいのか?」などが面接で尋ねられます。ですので、それを想定して自分の言葉でしっかりと述べられるようにしておくことが必要です。
毎年、生徒の志望理由書をチェックしている時に、「志望理由」ではなく「自分の長所」や「医師を目指すきっかけとなった生い立ち」についての記載が多く占めてしまうケースが多くあります。もちろんそれらを多少は盛り込んでも悪くはありませんが、≪奈県医の志望理由≫が主体になっている構成を心掛けてください。
差のつく二次試験の対策は、Medi-UPの直前講座で
毎年Medi-UP(メディアップ)では、奈良県立医科大学の直前講座を上本町校で実施しています。
2019年度も多くの奈良県立医科大学の推薦受験生はセンター試験後に、関西医科大学、近畿大学医学部、兵庫医科大学を受験しながら、奈良県立医科大学の推薦入試に臨んでいくパターンが多いと思います。
毎年、講座受講者から奈良県立医科大学への合格者を輩出している直前講座を利用して、学科試験で合格最低点を超える感触をつかんでください。
対策講座は推薦入試、一般前期入試ともに対応しています。
直前講座はVOD(ビデオ・オン・デマンド)方式で映像収録もしますので、入試などで教室授業に参加できないときは後日、お近くのMedi-UPまたは研伸館の教室で映像受講することもできます。
Medi-UP(メディアップ)では対策講座受講生を対象に無料で面接対策も入念に行いますので、是非ご利用ください!
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