こんにちは
東京本校専任講師の安田です。
近頃急に寒くなり、一気に冬らしくなってきましたね。√+Private Schoolでは昨日から冬期講習が始まり、受験生はもちろん、どの学年の方も勉強に励んでいます。
待ちに待った冬休みではありますが、受験生の皆さんにとっては入試直前ということで不安を感じる時期でもあるかと思います。
そこで今回は、共通テストに向けてどのような勉強をしたら良いか、いくつかアドバイスをしたいと思います。
①共通テスト対策と私立・国公立対策の両立について
共通テスト対策について、生徒さんから最もよく聞かれるのはこの質問です。
ご存知の通り、共通テストの形式は独特で過去問や模試の演習で慣れておく必要があります。
ですので、特に直前期は共通テストの対策に集中したほうが良いと思います。
しかし、私立大学の入試は共通テストの直後から始まるものもありますし、また理系であれば数Ⅲは共通テストの範囲に含まれないため、共通テスト後に対策を始めると遅れを取り戻すのに苦労すると思います。いわゆる「共テボケ」です。
ですので、共通テスト後の勉強の切り替えをスムーズにするために、共通テストの過去問・模試演習をベースにしつつも数Ⅲや個別試験の過去問演習などは続けて取り組むことをおすすめします。
また、毎日の学習が共通テスト形式だけの単調なものになると解くことが作業化してしまいます。それを防ぐためにも並行して学習を進めましょう。
例えば、これまでの各科目の学習時間のうち半分は共通テスト対策に割く、一日〇回分過去問や模試を解くなど、メリハリをつけて学習を続けることが大事だと思います。
②科目ごとの対策について
基本的には普段使っている問題集や参考書を使った学習にプラスして、共通テスト過去問・模試(あるいはセンター試験の過去問)を取り入れるという形で良いと思います。
〇数学〇
記述式の試験とは大きく違って問題の誘導に従って解いていくことになるため、初見の問題に対して戸惑うこともあるかと思います。大問ごとに時間を区切りながら、目標点に到達するためにはどこまで解けなければならないか戦略を立てながら演習しましょう。
〇英語〇
文法問題が一切出題されないなど、センター試験から大きく形式が変わっています。リーディングはとにかく時間との勝負になるので、演習量がものを言います。
リスニングの比重も大きくなりました(リーディング100点:リスニング100点)ので、毎日英語を聞くことで英語を聞き取る能力を養いましょう。単語集や文法の参考書などに付録としてついてくる(ダウンロード)音源を日常的に聞くのが、実践しやすく効果的だと思います。
〇理科〇
多くの個別試験に比べて特別難しいというわけではありませんが、幅広い知識が問われるので知識に穴があると大きく点を落としてしまいます。共通テスト対策の演習を指標として、知識が定着していない分野は早めに復習して弱点のないようにしましょう。
③(理系の人向け)社会の対策について
理系の学部を受験する人は、共通テストでしか社会を受験で使わないという人がほとんどだと思います。そのため、社会の対策は他の科目に比べどうしても遅れがちです。私自身は世界史を選択していましたが、やはり直前までほとんど対策ができていませんでした。しかし、直前期の学習の成果が出てセンター試験本番では9割以上の高得点を取ることができました。そのときの学習法をご紹介します。
それは「通学の行き帰りの電車の中では世界史の教科書を読む」というものでした。少なくともセンター試験や共通テストに関しては、教科書に書いていないことは出題されません。教科書を何周も読み込むことで、必要な知識を習得することができます。また、隙間時間を有効に活用することができるので、電車やバスの中、就寝前の空き時間など毎日決まったタイミングに教科書を熟読するというのはおすすめの勉強法です。
最後に、最も重要なことは体調管理です。
冬は感染症も流行りやすく、寒さで体調を崩しがちです。
適度に休養をとって、万全の状態で試験本番に臨んでください。
応援しています
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共通テストまで
あと26日
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