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夏の勉強法_Y・Tさん(東京大学文科三類)


現役合格を果たした強者たちの夏期講習時のタームごとの勉強法になります。ぜひ、夏の学習の参考にしてください!
※夏期講習のカリキュラムは、年度により変更している場合があります。ご了承ください。



夏期講習の時間割







VOD:高3東大地理特講(南賢司) 高3世界文化史特講(明瀬美紀)
[OD]高3世界史イスラーム史特講☆4回



【Aタームの勉強法】
Aタームは受講している授業がほとんど世界史ばかりだったので、この期間は世界史を集中して固めようと思い、「高3東大京大論述世界史」で扱った問題の復習や、「高3共通テスト世界史」で習った範囲の『world conquest』(研伸館)を翌日までに終わらせる努力をしていました。
また、世界史でやることがなくなった時は、『鉄壁地理問題集』(研伸館)を解き直して前期に学習したことを覚え直したり、『50の定石』(研伸館)を解き進めたりしていました。
歴史総合の日本史は授業を真面目に受けてはいたものの、頭から完全に抜け落ちていきました。。。
全ターム通して、私は毎日学校へ行き、友人と一緒に図書館で勉強していました。
夏休みは学校の授業もなく、ただひたすらに自分ができないことと向き合う期間なのでつらいと思います。
ですが、大学受験に向けて一緒に頑張る友人と高め合うことで、ストレス解消にもなり、勉強にも素直に取り組むことができました。



【Bタームの勉強法】
Bタームになって得意の世界史の授業がなくなり、英語と国語に真面目に向き合うようになりました。
「高3東大国語」、「高3東大京大特選英語」ともに予習をする形式だったので、なるべく予習が間に合うようにしました。
また、両授業とも前期の授業の延長線上のようだったので、前期の授業で身についていなかったことを身につける絶好の機会だととらえ、復習も毎日していました。
国語では、「なぜその要素を書かないといけないのか」を毎回考え、次に同じパターンの設問が出てきた時に点数が取れるようにしていました。
英語でも、平常授業の時にはあまりできていなかった予習をきちんとするよう心掛けました。
また、この頃から冠模試に向けてリスニングの勉強を強化しました。
『灘高キムタツの東大英語リスニング』をやり込んでいました。



【Cタームの勉強法】
Cタームは授業が1コマだけだったので、迫り来る東大オープンに向けて前述のリスニング教材をやり込んでいました(私は特にリスニングが苦手だったため)。
また模試で毎回点数が取れていない地理を固めようと、ひたすら『鉄壁地理問題集』の2周目をしたり、研伸館の数学の問題集『50の定石』を解いたりしていました。
自由時間が多いことを活用して、VODで受講していた授業もこの頃に受講していたと思います。
そろそろ理科基礎も基本を固めないといけないと思い、『リードα 物理基礎』(数研出版)を使って気が向いた時に勉強していました。
「高3東大京大古文徹底演習」では、私が国語の中でも苦手意識を持っていた古文をたくさん読み、答案作成の練習をしたので、冠模試でも勇気を持って古文に立ち向かうことができました。
苦手分野があるなら、それにフォーカスした授業を受講するのもいいと思います。



【Dタームの勉強法】
Dタームは授業を受講していなかったので、東大オープンの復習や、それを踏まえた東大実戦に向けての学習を進めました。
次のタームから数学が始まることもあり、『青チャート』(数研出版)や『50の定石』を進めました。
また、リスニングの勉強は毎日やるようにしていました。
あとは『東大の英語25ヵ年』を設問ごとに区切って時間制限を設けながら解いていきました。
英作文や要約などは研伸館の神崎先生に添削していただいていました。



【Eタームの勉強法】
Eタームは私にとって課題の残る科目の授業ばかりでした。
「高3共通テスト地理」は平常授業と変わらず、毎日授業の復習として一問一答プリントと『鉄壁地理問題集』を解いていました。
また、南先生お手製の統計の語呂合わせプリントは、ターム中に完ぺきに覚えることを目標として毎日眺めていました。
地理では統計を覚えているとかなり楽に解けたり、見方が変わったりする問題があるので、「後で覚えよう」と先送りにするのではなく、すぐに覚えた方が絶対に得です。
「高3東大京大文系数学」 では、予習の時に問題が解けなくても授業内での解説をきちんと理解して、次に似たような問題が出てきたら対処できるようにしていました。
授業の後は必ず解き直しを行いました。
授業中に扱った問題はなるべく講義ノートを見ずに解き直しをし、扱っていない問題は授業で習ったことが応用できないか考えながら解きました。
また、どうしても分からない問題はそれ以上考えても時間が溶けるばかりなので、解答を見て理解するようにしました。



【Fタームの勉強法】
Fタームになって夏休みの終わりも近づき、依然冠模試での英語がまったくできるようにならない私は神崎先生の「高3東大英語設問形式別特講」を受講しました。
この授業では毎日東大英語の異なる設問を扱うので、各設問に対する苦手意識が徐々に薄れていき、解答を作成する際に気を付けるポイントは何か、どうすれば時間を短縮できるのかなど、点数を上げるために必要なことを演習形式で学べました。
また、返却された模試や過去問で英語が全然できていなくても、「各設問とも対策を練ったから何とかなるだろう」と自信をつけさせてくれたのもこの講座でした。
1コマ空いて6限には「高3東大京大文系数学演習」を受講しました。
私は数学は演習回になるとまったく点数が取れず、成績優秀者欄にも氏名が載ることはかなり稀でしたが、必要以上に落ち込まないようにしていました。
前にも述べましたが、今どうしてもできないものは仕方がないし、これから改善すればいいと思います。
そんなわけで数学は復習メインと決めていました。



【Gタームの勉強法】
Gタームには学校が始まったので、研伸館の講座は「高3共通テスト世界史」のみ入れておいて正解でした。
受験勉強全体に言えることですが、あれもこれもとやりすぎると結局消化しきれずに終わってしまいます。
今本当に必要なものを取捨選択する力も受験において大事なのではないでしょうか。



[夏休みに学習した各科目の時間の割合]







[高3夏期取得した講座の中でイチオシの講座!]

講座名:「高3東大英語設問形式別特講」(神崎先生)

イチオシ的コメント:東大英語はどの設問も大切でかつ一筋縄ではいかないので、全部を一気に演習するよりも設問ごとに強化した方が点数も上がります。
この講座は毎日異なる設問を時間を計って演習でき、集中的に特訓できるので、「東大英語の点数がなかなか伸びないけれどどうしていいか分からない」という私みたいな人にピッタリです。



[ひと夏のおもひで]

8月11日、東大実戦2日目の朝、家を出て駅まで走っていると何もないところで突然転び、膝をついてしまいました。
そのまま気にせず走って電車に乗り込むと、何だか制服のスカートが濡れる感覚が…見てみると、両膝から大出血していました。
痛む両足を引きずってやっとの思いで駿台にたどり着き、そこで応急処置をしてもらいました。
受験のことばかり考える日々で、自分の健康はおろそかになっていましたが、この事件で健康第一ということを思い知らされました。
今でも天気が悪いと傷跡が痛みます。



[高2夏期取得した講座の中でイチオシの講座!]

講座名:「高2東大京大への数学演習」(野口先生)

イチオシ的コメント:高2までの数学の平常授業は演習形式ではなかったので、季節講習での演習授業は今までに習ったことを試す新鮮な場でした。
私は演習回になるとあまり良い点数が取れないのですが、この講座では演習をした後にすぐ解説が聴けるので、自分が今までできていなかったことが身に付きやすいです。
野口先生の解説は数学初心者の私にも非常に分かりやすく、また他の問題にも応用できるようなことを教えてくださるので、問題の解きやすさが格段に変わりました。



■「高2英語特別選抜[前:読解]」「高2英語特別選抜[後:解法]」(神崎先生)
■「高2東大京大への数学演習」(野口先生)
■「高2数学特別選抜[ⅠAⅡBC]」(松浦先生)
■「高2国語[発展]」(久保田先生)
■ [OD]現・古・漢/語彙力強化講座(城福先生)
■ [OD]古文和歌特講(城福先生)



[高2の夏にやっておくべき事]

やはり基礎固めでしょう。
私は『青チャート』を1周したり、英語や国語は研伸館のテキストを復習したり、また世界史は学校で習ったことを時間をかけて復習したりしていました。
高2ならまだのんびりできるので、研伸館から与えられたものを着実にこなしていけばそれで良いと思います。
また、この時期に一度時間を計って過去問を解いてみるのもありかもしれません。
社会や理科はまだ習っていないこともたくさんあると思いますが、どういう形式でどんな問題が出題されるのか、時間配分はどうすべきかを早めに知ることは大切です。
高2という、まだ心の余裕があるうちにいったんやってみることをお勧めします。
過去問至上主義に陥って直前期まで手を出さないのはよくないと思います。



[高1夏期取得した講座の中でイチオシの講座!]

講座名:「高1英語特選」(神崎先生)

イチオシ的コメント:私は英語の勉強で何をすればいいのか分からず、英語の授業がないタームは勉強量が減っていてあまり良くない状況だったのですが、この講座では10日間英語をみっちり勉強する経験ができて良かったです。
扱う英文も読みごたえがあり、決して楽ではありませんでしたが、神崎先生がとても分かりやすく解説してくださったので実りある10日間となりました。



■「高1英語特選[180分×5日]」前半(神崎先生)
■「高1英語選抜S[180分×5日]」後半(神崎先生)
■「高1数学特別選抜S/選抜S[平面上の曲線]」(西村翼先生)
■「高1数学特別選抜S/選抜S[ⅠAⅡB発展]」(中西先生)
■「高1国語[発展]」(久保田先生)



[高1の夏にやっておくべき事]

英語と数学を強化すべきだと思います。
具体的には『青チャート』を1周したり、9月の学力診断テストに向けてそれまでの平常授業の復習をしたりすると良いと思います。
また、東大志望の人は早めにリスニングの勉強を始めた方が良いです。リスニングはそれなりに時間をかけてやらないと点数が伸びません。
余裕を持って高1から始めることで、周りと差をつけることができます。



[クラブとの両立方法]

私は弓道部に所属していたのですが、勉強の方にウェイトを置きすぎてまったく両立できていませんでした(逆の意味で)。




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