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夏の勉強法_S・Iさん(京都大学理学部)


現役合格を果たした強者たちの夏期講習時のタームごとの勉強法になります。ぜひ、夏の学習の参考にしてください!
※夏期講習のカリキュラムは、年度により変更している場合があります。ご了承ください。



夏期講習の時間割







VOD:高3京大阪大・医学部物理[電磁気](米田誠)
[OD]高3京大整数問題 集中特訓(中西勇一)



【Aタームの勉強法】
午前は学校の補習や短縮授業があったので、午後から研伸館の自習室を利用していました。この夏で理科を極めようと思い、物理に関しては『名問の森』(河合出版)を夏までに1周していたので、2周目を始めました。
化学に関しては夏の冠模試に高分子は出ないということで、まず有機分野はしっかり取り切るという思いで有機化学を多めに勉強しました。
5限に「高3京大英語実践演習」があったのですが、点数のランキングが貼り出されるので負けず嫌いの血が騒ぎ、かなり真面目に取り組みました。
しかし難易度が高く、点数の取れない自分に悔しい思いをした記憶があります。
授業が終われば、家に帰り、その日の授業の復習をしました。



【Bタームの勉強法】
「高3京大英語実践演習」に打ちのめされた結果、急に英語のやる気が出たので研伸館の高2のテキストの復習と高3の授業を1日1または2コマもう一度ノートにまとめ始めました。演習の内容が以前習っていたことも多かったことを知り、自分の怠慢に気づくことができました。
理科に関してはAタームの勉強の継続を行い、数学に関しては学校で使っていた『オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ・C』(数研出版)の復習を始めました。
また「高3京大整数問題 集中特訓」を見る時間があったので冠模試までに整数問題の克服をしたいと思い、取り組みました。
オンデマンドはいつでも何回も見ることができるので他の勉強に飽きた時に見るなどの工夫をしていました。



【Cタームの勉強法】
嫌いなものの5本の指に入る共通テスト模試の自己採点の結果、自分の日本史が低すぎることに気づきましたが、急にやる気が出たわけでもなかったです。
このタームは「高3京阪・医学部化学[高分子]」を受けていたので、化学より物理に重点を置いて勉強しました。
自分の嫌いな『名問の森』の電磁気分野を何周も勉強し、数学に関しては『やさしい理系数学』(河合出版)の京大入試で差が出る分野(確率、微積、極限)を勉強するなど、冠模試を意識し始めました。
授業が終われば、自習室に戻って勉強を続け、お腹がすけば家に帰るというサイクルが続いていました。家に帰ってからは研伸館の「高3京大阪大・医学部英語」の復習をするくらいの体力しか残っておらず、しっかり復習をした後、しっかり寝ました。



【Dタームの勉強法】
そういえば日本史を人一倍しないといけないと思い返し、強制的に勉強するように「高3日本文化史特講[原始~現代]」を受けました。
先生の話が面白いので日本史のモチベが上がり、もう一度原始から勉強し直しました。
そういえば化学の理論分野が苦手だったことも思い返し、冠模試で確実に出ると思った化学平衡を主に勉強しました。
冠模試までに「高3京大整数問題 集中特訓」の問題を解き切りたいと思い、数学の勉強は整数問題に絞りました。
冠模試前は色々な教科においてあらゆる分野の復習をしたくなるのですが、広く薄くの勉強はあまり効果がなかったので、普段通りの勉強で良いと思います。



【Eタームの勉強法】
冠模試を受け、京大の理科の時間の足りなさに驚愕したので今まで以上に解くスピードを意識し始めました。
このタームは2授業あったので、その間にある自習時間が一番つらかったです。
そんな時でも睡魔に負けず根気強く勉強できるかが大事だと思います。
物理と数学の演習量が足りない気がしたので物理は『物理[物理基礎・物理] 標準問題精講』(旺文社)、数学は京大の過去問に取り組み始めました。
日本史や英語に関しては大体家に帰ってから勉強していました。
夏休みのうちにやっておきたいことを夏休みが始まる前に決めていたのですが、全く達成できそうになく、焦りを感じていました。



【Fタームの勉強法】
夏が終わりかけなのに一向に物理の電磁気分野が苦手のままでした。
そこで「高3京大阪大・医学部物理[電磁気]」をVODで受けることにしました。
化学に関しては秋の冠模試には高分子分野が出るので、研伸館の化学と『化学の新演習』(三省堂)の高分子分野を勉強し始めました。
日本史は「高3日本文化史特講[原始~現代]」の付随の問題集をもらったことを思い出し、取り組み、このおかげで日本史の文化はかなり得意になりました。
数学はまだまだ演習量が足りないと感じ、『やさしい理系数学』と過去問をコツコツ進めました。



【Gタームの勉強法】
夏休みももう終わる頃が一番勉強に集中すべき時期です。秋に向けてのスタートでもあり、夏にやるべき勉強の追い込みでもあるからです。
物理は『物理[物理基礎・物理] 標準問題精講』(旺文社)をじっくり時間かけて、1問1問解いていきました。
他の教科に関しては夏の冠模試の反省を兼ねて、秋の勉強のスタートを切りました。
勉強に関して、スタートはフライングする方が良いと自分では思っています。
具体的には英語と数学は過去問を始め、化学は『化学の新演習』の高分子分野と理論分野の勉強を始めました。
しかしこの段階では夏の成果を全く感じていませんでした。
今、改めて考えると成果が出たのは秋の冠模試以降だったので、もし成果が出ていなかったとしても、受験には必ず間に合うので焦らず努力を積み重ねてください。



[夏休みに学習した各科目の時間の割合]







[高3夏期取得した講座の中でイチオシの講座!]
講座名:「高3京大整数問題 集中特訓」(中西勇一先生)
イチオシ的コメント:京大の整数問題はひらめきが重要ですが、ひらめきにはある程度の経験を必要とします。
その経験を積めるにはこの講座がピッタリです。
参考書は受験の直前まで使えますし、本番に持って行ったくらいです。



[ひと夏のおもひで]
単調で味気のない日々は辛いですが、夏はあっという間に終わりました。
夏休みを乗り越えた自分なら受験まで勉強に集中できそうという自信がつきました。
ライバルはもっとやっているに違いないと思って慢心することのないように秋に向けてのモチベーションを高めていきました。



[高2夏期取得した講座の中でイチオシの講座!]
講座名:「高2英語選抜[後:演習]」(徳本翔先生)
イチオシ的コメント:夏期講習の演習はかなりの難易度ですが、しっかりと復習することで、自分の力になります。
また夏までの復習にもなるので存分に活用しましょう。



■「高2英語選抜[前:読解]」(徳本翔)
■「高2英語選抜[後:演習]」(徳本翔)



[高2の夏にやっておくべき事]
まず勉強を毎日する習慣をつけるといいと思います。
別に30分くらいでも良いと思うので、毎日、机に向かうことが大事です。
また苦手分野が残っていると後々かなり大変なので、集中的な勉強ができる良い機会と思って、その分野以外の勉強はしない1週間を作ってもいいかもしれません。
勉強以外の娯楽もこの時期に思い残すことのないようなくらい楽しんでください。



[高1の夏にやっておくべき事]
おそらくそろそろ文系と理系に分かれる時が迫ってくると思います。
自分の得手、不得手を見極めるための勉強をしましょう。
自分のことを分析できている人は目標にまっすぐ進むことができます。
特に社会や理科の科目選択は慎重に選びましょう。
その科目が好きか?得意か?など色々な観点で見るべきです。



[クラブとの両立方法]
片方を疎かにせず、両方に全力になるためには、計画を立てて行動することです。
計画を立てることによって自分で時間を見つけることができます。
そしてその時間は集中を切らさないようにしましょう。
確かにクラブの後の勉強は大変ですが、乗り越えれば「できる奴」になれます。
また自分は勉強できない時、それを絶対にクラブのせいにしないようにしていました。
自分の努力が足らないだけだと思うようにしていました。
このクラブと勉強の両立の経験は受験で最も重要な能力である忍耐力を養ってくれました。
自分の京大合格はこの経験があったからだと思います。




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