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兵庫医科大学医学部入試説明会2025を行いました


 6/28(土)に研伸館西宮校で、兵庫医科大学医学部の入試ご担当者の方をお招きし、入試説明会を行いました。大学の特色、医学部のカリキュラムや2026年度入試変更点をはじめとする入試情報についてお話いただきました。



大学の特色について



 兵庫医科大学医学部は、阪神本線大阪梅田駅から約15分で武庫川駅下車、徒歩5分のところに西宮キャンパスがあります。看護学部、薬学部、リハビリテーション学部の3学部は、神戸ポートアイランドに神戸キャンパスがあります。医学部、看護学部、薬学部、リハビリテーション学部の4学部を擁する西日本有数の医系総合大学として、2022年に開学50周年を迎えました。予防医療にも力を入れており、大阪梅田駅直結の都市型クリニック「梅田健康医学クリニック」が開設し、人間ドックと外来診療エリアがあります。
 基本的に医学部の学生は6年間西宮キャンパスで過ごしますが、西宮キャンパスのすぐ横には兵庫医科大学病院があり、臨床実習もこちらで行われます。2026年9月に新病院棟が完成予定で、最先端の医療設備・施設で臨床実習が行われる予定です。
 医学部の学生が主に過ごすのは教育研究棟です。大人数で受講する講義室をはじめ、ラーニングスクエアと呼ばれる学習スペースは、六角形のテーブルをいくつも組み替えることによって何人掛けのテーブルでも作ることができるという特徴があり、学生の様々なニーズに合わせた学習環境です。また、24時間利用可能な6年生専用の自習室が与えられており、医師国家試験受験に専念できる自習室のスペースが大変充実しています。



医学教育の特徴



 兵庫医科大学は神戸キャンパスにある看護学部、薬学部、リハビリテーション学部と連携し、学部の枠を超えた多職種連携協同(IPW)を1年生のうちから始めていることが大きな特徴です。1年生の時期から、実際の臨床現場に近い環境で、実際の患者さんとの面接や診察から得た情報を元に、4学部の学生が合同でミニカンファレンスなどを行っています。
 さまざまな臨床体験実習が非常に多いことも特徴的です。入学して早々1年生の時期に、看護師さんに付いて医療現場で学ぶ早期臨床体験実習、1年生の1月には解剖実習が始まります。早期のうちから現場を体験することによって、医師という仕事に対する意識付けをすることがねらいです。
 さらに兵庫医科大学の医学部のカリキュラムは他大学に比べると少し早く進めているという特徴があります。その分、5年生、6年生になった際の医師国家試験対策により早く取り組めるようにしています。第119回(2024年度)医師国家試験の新卒の合格率は、99.1%でした。医師国家試験の合格率の高さも全国にある医学部の中で特に誇れる点です。



求める学生像について



 求める2つの主な学生像の1つ目は、「医師になることについて明確な目的と情熱を持っている」こと、2つ目は、「常に努力を怠らない強い向上心を持ち、自ら進んで学修し、生涯にわたって自己啓発・自己学修・自己の健康増進を継続する意欲がある」ことです。医師という職業は、医師国家試験に合格したらゴールではなく、医師になってからも常に学び続ける向上心が求められます。これは毎年強調されていますので、兵庫医科大学が求める学生像が大変明白です。



2026年度入試について



2026年度入試変更点は、以下の3点あります。
① 総合型選抜にエキスパート養成入試(募集人員3名以内)を新設
② 一般選抜Bが英語資格試験活用型に名称変更
③ 一般選抜1次試験の神戸会場(神戸国際会議場)が大阪会場(ATCホール)に変更



・総合型選抜と学校推薦型選抜
総合型選抜の1次試験と学校推薦型選抜はどちらも同日に実施されます。総合型選抜は、「一般枠」、「卒業生子女枠」のいずれも評定平均の制限がありませんので、出願資格さえ満たせば、両方の枠を併願することができます。両方出願した場合、卒業生子女枠 → 一般枠の順に判定されます。また、学校推薦型選抜については「一般公募制」、「地域指定制」のそれぞれの出願資格を満たしていれば、両方の枠を併願することができます。両方併願した場合、地域指定制 → 一般公募制の順に判定されます。
出願資格さえ満たすことができれば、総合型選抜の卒業生子女枠と一般枠、学校推薦型選抜の地域指定制と一般公募制4つ全てに出願することが可能です。その際、合否判定に使用される優先順位は、1.地域指定制→ 2.一般公募制→3.卒業生子女枠→4. 一般枠 の順になります。



今回新規実施となる総合型選抜のエキスパート養成入試は、6年間総額1,710万円の奨学金貸与契約を締結し、卒業後兵庫医科大学附属病院で外科または救急科の指定診療科の医師として5年間勤務することを確約する入試です。評定平均の制限や年齢の制限はありませんが、他の総合型選抜や学校推薦型選抜との併願は不可です。出願時に2親等以内を除く、兵庫医科大学で取得できる資格を取得した医療従事者の推薦書が必要です。学校推薦型選抜と同じ学科試験問題を使用し、個人面接に加えて、出願書類で提出した志望理由書に基づくプレゼンテーション試験があります。



・一般選抜
一般選抜は学科試験による一般Aと出願時に英語資格試験(2021年4月以降実施の試験で、英検なら2級以上)が必要な一般Bの2種類があります。一般Aと一般Bは併願可能です。一般Aと一般Bを併願した場合、一般Bの理科は1科目で判定するため、一般Aで受験した理科2科目のうち高得点科目が採用されます。また、一般Aの2次合格発表日と一般Bの1次試合格発表日が同じ日になっていますが、それぞれ合否が判定されます。例えば、一般Aで不合格であっても、一般Bで合格する可能性や両方に合格する可能性もあります。
一般選抜においても、受験資格を満たせば、一般Aと一般Bの両方出願でき、受験機会が最大2回となります。一般Aの2次試験日と一般Bの1次試験日が同日時であるため、一般Aと一般Bの両方に合格した場合は、一般Bの2次試験を受験しませんので、合格する可能性が出てきます。
昨年度の入試結果、今年度の入試についても詳しくご説明いただきました。各入試の合格最低点や、繰上げ合格の仕組みについても詳しくご説明いただきました。



兵庫医科大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。

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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全ての医学部受験に対応します。

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