Q1 大学の講義について教えてください

■火曜日の過ごし方:アルバイト
■水曜日の過ごし方:サークル、時々博物館・美術館・植物園にいく
■木曜日の過ごし方:サークル
■金曜日の過ごし方:サークル
■講座pickup!
①講座名:適応行動論 担当:香田啓貴先生動物の進化を生態から解説する授業です。
専攻の授業ではなく前期教養の授業なので誰でも取れますし、進化についての知識が全くなくても分かります。
集団で生活する動物が一見群のためにしている行動も、考え方を変えたら群のためでなくその個体の血筋を残すために行動していると解釈でき、むしろその解釈の方が汎用性があるという話が一番面白く記憶に残っています。
私は昔から完全に見返りのない親切などなく、究極全ての親切は自分のためではないのだろうか、ということを疑問に思っていたので、この授業を通して自分の考えが肯定された気がして嬉しかったです。
また、生物学的に正しい「進化」についての考え方を知ることができるので、世の中の生物を見る目が変わります。この授業を受けたことでそれまで全く考えていなかった生物系への進学を考えるほど面白い授業でした。
②講座名:人種とジェンダー 担当:福永玄弥先生
こちらも専攻ではなく前期教養の授業です。
理科一類はなんと女子率が8%なのですが、この環境で1年過ごすと嫌でもジェンダー問題について考える機会があります。
2年生の前期はこの他にも2つジェンダー系の授業を取りました。3つの授業はいずれも扱うテーマは同じでも考える視点や切り取る話題が異なるため、3つ受けたことでより深く考えることができました。
この授業は女性に限らず性的マイノリティや民族的マイノリティに視点を当てた授業でした。
先生のお話も面白いですし、毎回配られるレジュメがとても分かりやすく後から復習するのにとても重宝しました。
その回のテーマに関する関連論文や関連動画がレジュメに載っており、授業後に自分で学習を深められるのもありがたかったです。授業後に提出するリアクションペーパーへのコメント返しを毎回授業冒頭に行っていたのですが、105分のうち40分ほど費やすほど丁寧にされていたのも印象深かったです。
取り上げられるリアクションペーパーのいずれも思慮深く思わず感嘆してしまうような内容ばかりで受講している生徒のレベルの高さにも驚かされ、先生からも生徒からも刺激をもらいました。
Q2思い出の単位について
講座名で挙げた「人種とジェンダー」は期末レポートが重く大変でした。
ですが授業が面白くレポート課題も興味深い内容で頑張りたいと思ったので、期末の勉強に追われる中なんとか時間を捻り出して書きました。
一緒に授業を受けていた友人と資料館に行ったり、大学の普段行かない図書館に行って本を借りたりしました。
そこそこ早めに準備を始めたはずなのに資料を読むほど知りたいことが増え、結局書き終わったのは締め切りの4時間前で最終日は完徹してレポートを書く羽目になりました。
最終的には一番良い評価をいただけたのが、頑張っただけに嬉しかったです。
Q3身の周りにいるすごい人物を教えてください。
たくさんいます。各種オリンピックで入賞してきた人たち、高校時代にレゴロボコンで世界大会に行った人、大学に入る前に数学の論文を書いた人、大学に入るとともに研究室に入り浸ってちゃっかりラボのドラフトを一つもらった人など
Q4学食の好きなメニュー上位3つ
1位:とり天おろしうどん
2位:チキン南蛮定食
3位:いももち
Q5今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
自分が入学時には全く予想していない人生を歩んでいること。
周りにいる友人たちはみんな優秀なのでいつも自分が想定していないことを言ってきます。
そのような人たちに囲まれていると自分の思考の仕方が彼ら彼女らに引っ張られて何となく変わっていっているのを感じます。
また、進振り制度のおかげで思わぬものに興味を持ち高校時代には全く想定していなかった学科に進学することになりました。
Q6これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
正直この先のことはほとんど考えていません。
気になる研究室もありますし修士課程には進学する予定ですが、その後博士課程に行くか就職するかは未定です。
せっかく理学部に進学するので博士課程まで進学するのもいいかなと思いつつ、かなり気まぐれな性格なのでもっと他にやりたいことができたらそちらをやるかもしれません。
神経科学をやりたいので留学してみたい気持ちもあります。
サークルの友人は工学系がほとんどなので、修士課程まで進学して就職する人が多いと思います。
学科の友人は私と同じような人が多いと思います。
Q7大学生活で打ち込んでいることを教えてください。その活動や魅力について熱く語ってください。
サークルに精を出しています。
RoboTechというロボコンサークルに所属していて、競技用ロボットのハードウェア設計をしています。
毎年6月に開催されるNHKロボコンで優勝するとABUロボコンという世界大会に行けるので、国内大会および世界大会での優勝を目標としているサークルです。
2025年度は世界大会がモンゴルで開催され、対面だと20年ぶりの世界大会優勝をしました。私は2026年度の開発代にあたるので、少々プレッシャーもありますが日々6月の大会に向けて活動しています。
同期には中高からロボットを触ってきた人もそこそこいますが、私は大学に入って初めて触れたので1年生の時は分からないことだらけでした。
今でも技術面は分からないことばかりですが、最近はチーム運営の面でも分からないことが多く試行錯誤の日々です。
作ったロボットは最初は大抵思うようには動いてくれないので、その分理想的な動きをしてくれた時には喜びもひとしおです。
夜遅く終電ギリギリまで活動する日も多いですが、その分サークルの仲間たちとは仲良くなれます。
一緒に本郷キャンパス周りのご飯屋さんを開拓したりしています。大変なことも多いですがその分やりがいもありますし楽しいです。
Q8自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
東京大学は素晴らしい先生方と優秀な友人に囲まれ、自分の知らない自分に気がつける面白い大学です。
授業はもちろん、サークルや部活でもふとした瞬間に思わぬ刺激をもらえます。
勉強している中で大変なことも多いでしょうが、楽しい場所なので頑張ってください!

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