難関大突破に必要な学力を試す物理の問題やその解答・解説などを配信していきます。
問題は2012年の京都大学の過去問としました。
問題のテーマは「相対性理論」。
そう、かの大物理学者アインシュタインが完成させた、(おそらく)世の中で最も有名な物理の理論です。
もちろん、高校では相対性理論なんて習いませんし、大学で本格的に学んだとしても完全に理解できる人がどれくらいいるかわからない、なかなか難解な理論です。
ですから、この問題では、相対性理論で説明される「時計の進み方の違い」のみを取り上げ、それを高校生にも解けるように非常に丁寧な誘導をつけて実際に導いていく、という構成になっています。
なお、この問題に挑戦する人は、あまりの問題文の長さに面食らうかも知れませんが、これは「非常に丁寧な誘導」をつけた結果であって、むしろ京大の教授陣のやさしさであると受け止めるべきでしょう。
実際の試験ではこれを30分程度で解かねばなりませんからそんなやさしさに触れる余裕もないかも知れませんが、このページをご覧になっているみなさんはぜひ、時間をかけて構いませんからじっくりと問題を味わいながら解いていってもらえれば、と思います。

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