医学部受験のプロが、これまでの経験や知見をもとにアドバイス!
今回は、Medi-UP 講師のH・Sさんからのメッセージです。
「知るだけでは十分ではない。それを使わないといけない。」
ドイツ人の文豪、ゲーテの言葉です。
毎年受験生を見ていると、このknowing の段階で止まっている人がたいへん多いことに、危機感を覚えます。
授業で話を聞けば、一旦は「知っている」状態になる、もしくはそう感じるでしょう。しかし、それだけでは十分ではありません。受動的に学んだだけの知識はすぐに消えていきますし、知っただけで「使える」レベルになっていないからです。
再度、自らの頭を使って知識を何度も頭にたたき込み、他の問題に応用し、自らの手で問題が解けてはじめて「点数を取る力」になるのです。
いろんな知識を聞いたことはあるが自分の頭と手を使って勉強しない、というタイプの受験生が毎年いますが、成績が伸びることはありません。
あなたがこれまで学んだ知識が本当に「使える」レベルになっているのか、自問自答しよう!
さて受験生にとっては、追い込みの時期になりました。残り少ない時間でやるべき事を考えるに当たり、あなたがこれまで学んだ知識が、本当に「使える」レベルになっているのか、自問自答して欲しいと思います。
もし自信を持ってYesと答えられないのであれば、4月から使ってきたテキストや問題集を順番に引っ張り出し、片っ端から復習していくべきだと思います。それと同時並行して、過去問でその知識を応用する練習を積んでいくとよいでしょう。
ここから新しい問題集などに手を出す必要はありません。ここまで学んできた知識が100%「使いこなせる」のならば、必ず合格できるのですから。
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