医学部受験のプロが、これまでの経験や知見をもとにアドバイス!
今回は、Medi-UP 講師のM・Kさんからのメッセージです。
化学の計算問題のミスを防ぐためには
入試直前のこの時期、校外模試の成績が思ったほど良い結果ではなかった時、受験生の皆さんはひどく落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
一般入試直前のこの時期、そのような失点をできるだけ減らすことが合格への近道となります。今回は、化学の計算問題でミスをしないためのヒントをお伝えします。
計算をするとき、いきなり式を書いていませんか?それは何の式ですか?
書いた当初は分かっているつもりでも、見直しの時には分からなくなってしまうかもしれません。さらには、計算の途中で方向性を見失ってしまうかもしれません。
そこで、次のことを提案します。
最初の式を書く前に、「式のコンセプト」を書く!
その数値が意味するもの、等式の根拠、求めたい量を簡潔に図式化してみましょう。
例1:(過マンガン酸イオンが受け取る電子)=(シュウ酸が与える電子) ⇒ 過マンガン酸イオン濃度を求める
例2:(A点での力学的エネルギー)=(B点での力学的エネルギー) ⇒ 物体Pの速度を求める
上記のように、言葉で書くことにより、計算の方針が立ちますし、途中で方向性を見失うことも防ぐことができます。
1行余分に書くため時間ロスになる気もしますが、この1行で正答率がアップしますので、是非書いてみてください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。