難関校合格に導くアップ教育企画がお届けするブログ
医学部受験、大学受験などの情報をお届けします!

2021年度福岡大学医学部入試変更点

8月7日付で福岡大学のホームページに、コロナ禍に伴う入試の変更点および関係事項が掲載されています。

今回お伝えするポイントは、以下の2点です。

「発展的な学習内容」として記載されている内容から出題する場合は補足事項等を記載

一般選抜を新型コロナウイルス感染症等で欠席した場合は、新設の共通テスト利用(Ⅲ期)に振り替え受験

(1)一般選抜と大学入学共通テストの募集人員に変更

まず、2021年度医学部の募集人員を昨年度との比較でまとめた下の表をご覧ください。

 

変更前(2020年度入試)

変更後(2021年度入試)

 

A方式公募型

23名

23名

地域枠

10名

10名

付属校推薦

 7名

 7名

一般選抜

60名

65名(+5)

共通テスト利用選抜

10名

 5名(-5)

一般選抜で5名増の65名、大学入学共通テスト利用選抜で5名減の5名となっています。
大学入学共通テスト利用選抜の募集定員を減らす動きは、福岡大学以外でも起こっています。獨協医科大学埼玉医科大学がそれぞれ5名減らしています。

(2)「発展的な学習内容」として記載されている内容から出題する場合は補足事項等を記載

8月7日付けで発表されたコロナ禍に伴う入試の変更点および関係事項によりますと、学校推薦型選抜及び一般選抜で高等学校第3学年でも履修することの多い科目(数学Ⅲ、物理、化学、生物)の個別学力検査において、教科書で「発展的な学習内容」として記載されている内容から出題する場合は補足事項等を記載します。

(3)一般選抜を新型コロナウイルス感染症等で欠席した場合は、新設の共通テスト利用(Ⅲ期)に振り替え受験

一般選抜当日、新型コロナウイルス感染症等に罹患し治癒していない場合や試験日直前に保険所等から新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に該当するとされた場合は、共通テスト利用型(Ⅲ期)を振替措置とする、と発表されています。

福岡大学が発表した内容によりますと、共通テスト利用型( Ⅰ 期)の募集を止め、共通テスト利用型( Ⅲ 期)を新設するということです。

共通テスト利用型は、大学入学共通テスト利用選抜のことです。
つまり、一般選抜志願者が新型コロナウイルスに感染し一般選抜を欠席すると、この新設された共通テスト利用選抜(Ⅲ期)に振り替えとなります。8月7日付け発表では一般選抜の追試験の実施予定はないということになります。

大学入学共通利用選抜志願者は、この新設された共通テスト利用型選抜(Ⅲ期)を受験します。

下の表は、新設された共通テスト利用型選抜(Ⅲ期)の入試概要です。

1次試験

(大学入学共通テスト)

試験日

令和3年1月16日(土)、17日(日)

または1月30日(土)、31日(日)

試験会場

 大学入学共通テスト受験地

試験科目

英語・数学・理科2科目・国語(現代文のみ)

英語はリーディング:リスニング=4:1の配点比

2次試験

試験日

令和3年3月7日(日)

試験会場

本学のみ

試験科目

面接

 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う入試への対応は8月7日が初めてですが、今後も更なる変更や追加の可能性も考えられますので、大学のホームページを注視したいと思います。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

Medi-UP

Medi-UP

大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

関連記事