2021年度私立医学部の一般選抜日程が出揃いました。
前回は2月14日(日)から2月28日(日)までの日程をクローズアップしました。今回は3月1日(月)以降に実施される日程を解説します。
下のカレンダーをご覧ください。
赤色表示が1次試験を実施する大学で、さらに下線を引いた大学は大阪に試験会場を設ける大学、青色表示は2次試験を2日実施する大学で出願時に選択します。水色表示は2次試験日を大学が指定する大学です。
次の3点についてお伝えしようと思います。
◎3月1日の金沢医科大学(後期)1次試験
◎3月4日は大阪医科大学1次繰り上げ合格候補者対象2次試験日
◎3月10日の大阪医科大学(後期)の募集人員
(1)3月1日の金沢医科大学(後期)1次試験
金沢医科大学(後期)の1次試験科目は英語、数学の2科目で、配点は各100点です。どちらもマーク式である上に、数学の出題範囲は数学ⅠAⅡBまでで数学Ⅲは含みません。
2020年度の1次倍率は過去3年間で20倍に迫る勢いです。
🔻金沢医科大学(後期)過去3年間の入試結果
(2)3月4日は大阪医科大学1次繰り上げ合格候補者対象2次試験日
3月4日(木)の緑色表示の大阪医科大学ですが、これは一般選抜前期の1次合格発表と同時に発表される1次繰り上げ合格候補者が受験する2次試験日です。
多くの医学部入試では2次試験の正規合格者発表と同時に繰上合格候補者、いわゆる補欠者を発表しますが、大阪医科大学は1次試験合格発表と同時に1次繰上合格候補者を発表します。
1次試験合格者の2次試験日は2月22日で、1次繰上合格候補者の2次試験日が3月4日です。
1次繰上合格候補者が受験する2次試験は1次合格者と同様に「小論文と面接」です。小論文の出題内容は2月22日と3月4日とで異なります。
また、2月22日の1次合格者向けの2次合格発表はありますが、3月4日の1次繰上合格候補者向けの合格発表はありません。
2月22日の正規合格者の入学辞退に伴う欠員が発生するたびに、3月4日の1次繰り上げ合格候補の2次試験を受験をした者の中から上位成績順に繰り上げ合格者を出します。
(3)3月10日の大阪医科大学(後期)の募集人員
3月10日(水)は大阪医科大学(後期)の1次試験日です。一般選抜後期1次試験は2月27日の関西医科大学(後期)がトップバッターです。募集人員は、共通テスト利用選抜と合わせて10名である点に注意です。
続いて、2月28日の近畿大学(後期)の募集人員は5名。3月1日の金沢医科大学(後期)の募集人員は10名。3月6日の昭和Ⅱ期の募集人員は15名です。
3月8日の久留米近医後期の募集人員は約5名。3月10日の大阪医科大学(後期)の募集人員は15名です。例年一般選抜後期は一般選抜前期の問題傾向、形式、1次合格最低点とほぼ同じです。
8月17日から本日まで2021年度一般選抜日程をお伝えしてまいりましたが、正式には9月にかけて各大学が発行する「学生募集要項」、「入学試験要項」が確定情報となりますが、新型コロナウイルスの感染症拡大状況によっては、直前の変更発表も予想されます。また出願期間が過ぎてからも選抜方法の変更もあり得ます。受験を考えている大学のホームページから最新情報を収集することが必要です。
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