今回は2021年度私立医学部大学入学共通テスト利用選抜 アラカルト型(帝京大学)についてです。
◎帝京大学医学部の共通テスト利用選抜は、英語必須に高得点2科目採用型
類型 |
大学 |
試験科目 |
備考 |
アラカルト型 【4科型】 |
帝京 |
・英語(必須) ・数・物・化・生・国から高得点の2科目採用 |
・数学は、数学ⅠAと数学ⅡBを合わせた科目を指す ・国語は現代文2題の100点か古文漢文を含めた200点を100点に換算した点の高得点の方 |
近畿 中期 |
・英語と理科2科目(必須) ・数ⅠAか現代文の どちらか高得点科目採用 |
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|
近畿 後期 |
・英語(必須) ・数ⅠA・現代文・物・化・生から高得点の2科目採用 |
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帝京大学医学部の共通テスト利用選抜は、英語必須に高得点2科目採用型
大学入学共通テスト利用選抜を実施する私立医学部のうち、帝京、近畿大学の試験科目は他大学のような英数理2科目型や、英数理2科目、現代文の4科型などのような型ではないので便宜上アラカルト型と呼ぶことにします。
まず帝京大学についてです。共通テストの受験科目は、英語(必須)と数学Ⅰ・ⅠA・Ⅱ・ⅡB、物理、化学、生物、国語の5科目から2科目を選択解答します。
3科目以上受験した場合は、高得点の2科目を採用します。ただし、数学は、数学ⅠAと数ⅡBを合わせて1科目とカウントし、数学ⅠAと数ⅡBをそれぞれ1科目ずつカウントすることはできません。
なお英語は、リーディング(100点満点)の点と、リーディング(100点満点)を80点満点に圧縮した点にリスニング(100点満点)を20点満点に圧縮して加えた点の 2通りを算出し、高得点を採用します。
また国語は、「近代以降の文章」(100点満点)と、「近代以降の文章」に「古文・漢文」(100点満点)を加えた点(200点満点)を100点に換算した点のうちいずれか高得点を採用します。
アラカルト型は、英語、数学ⅠA、数学ⅡB、物理、化学、生物、現代文の【4科型】に相当するとも言えます。英語は必須科目になりますが、特に数学や理科1科目が際立って高得点だった場合、このアラカルト型での出願により1次試験合格が他の科目型に比べて高くなる可能性が出てきます。
ただし、2次試験では、個人面接と小論文に加えて、英語の長文読解問題が行われます。
次回は、近畿大学の共通テスト利用選抜についてお伝えします。
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