前回のブログでは、2021年度入試で第1段階選抜の実施方法を変更した大学についてお伝えしました。
本日1/25(月)より国公立大学の出願が本格的にスタートしましたが、共通テストの配点は大学によって異なっています。傾斜配点といわれるものです。
今回は、各大学が定める大学入学共通テストの傾斜配点に昨年から変更がある大学についてお伝えします。
下の表は、大学入学共通テストの傾斜配点を変更した主な大学になります。
大学名・日程 |
2020年度 |
2021年度 |
旭川・後期 |
英語(150点)・数学(150点)・ 国語(100点)・理科(2)(100点)・地歴公民(50点)の550点 |
英語(100点)・数学(150点)・ 国語(150点)・理科(2)(150点)・地歴公民(50点)の600点 |
山梨・後期 |
英語(300点)・数学(100点)・ 国語(200点)・理科(2)(100点)・地歴公民(100点)の800点 |
英語(600点)・数学(100点)・ 国語(200点)・理科(2)(100点)・地歴公民(100点)の1100点 |
香川・前期 |
英語(200点)・数学(200点)・国語(200点)・理科(2)(200点)・ 地歴公民(100点)の900点 |
英語(100点)・数学(100点)・国語(200点)・理科(2)(200点)・ 地歴公民(100点)の700点 |
愛媛・前期 |
英語(100点)・数学(100点)・国語(200点)・理科(2)(100点)・ 地歴公民(50点)の550点 |
英語(100点)・数学(100点)・国語(100点)・理科(2)(100点)・ 地歴公民(50点)の450点 |
名古屋市立・前期 |
英語(100点)・数学(125点)・国語(100点)・理科(2)(125点)・地歴公民(1)(50点)の500点 |
英語(125点)・数学(125点)・国語(125点)・理科(2)(100点)・地歴公民(75点)の550点 |
旭川医科大学・後期は、共通テスト:2次の配点が600:250となり、約7:3となります。
山梨大学・後期は、英語の配点が300点から600点に倍増しています。初めての共通テストリーディング(以下、R)とリスニング(以下、L)の配点比が1:1になっています。共通テスト:2次の配点が1100:1200となります。
香川大学・前期は、英語と数学の配点が変更され、共通テスト:2次の配点が700:700と、1:1の配点比となります。
愛媛大学・前期は、国語の配点が200点から100点に変更され、共通テスト:2次の配点が450:700と約4:6の配点比となります。
名古屋市立大学・前期は、共通テストと2次の配点が550:1200と、約3:7の配点比となります。
香川大学と愛媛大学は、後期日程を廃止し、前期日程の共通テストの配点を変更していますので、この変更が志願者数にどのような影響を与えるかが注目されます。
さらに、旭川医科大学は前期と後期で第1段階選抜の基準を10倍から5倍に、香川大学・前期は約5倍から約4倍に、名古屋市立大学・前期は550点中の概ね73%以上と変更しています。
次回のブログでは、2次試験科目・配点を変更した大学についてお伝えします。
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