岩手医科大学の入試ご担当の方をお招きし、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、医学部入試説明会を行いました。
今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。
岩手医科大学は、明治24年以来の創設124年になる旧医学専門学校です。医学部の他に歯学部・看護学部・薬学部を擁し、東北地方の地域医療を医療圏とする医療系総合大学です。2019年9月21日に岩手医科大学附属病院が開院し、病床数1,000床、手術室20室を備える国内最大級規模の病院として建設されました。医学部のキャンパスは矢巾キャンパスと内丸キャンパスの2つあります。矢巾キャンパスは移転した岩手医科大学附属病院のすぐ隣りにあります。
医学部に入学すると1年次のみ学生寮に入寮します。建学の精神は、「誠の人間を育成する」で、創設者の三田俊次郎と初代学長の三田定則が謳った精神が今日まで脈々と受け継がれています。
医学部のカリキュラムで特徴的な点は、3年次の病院研修と5年次の病院実習です。6年次は、医歯薬看護の4学部連携教育が実施されています。
入学してから1度も留年せずに卒業するストレート卒業率はこれまで78%でしたが、2020年85%ほどにまで改善しています。令和2年度卒業生の初期臨床研修先では、岩手県内の医療機関が全体の6割以上でした。
■2022年度入試変更点
【新方式入試】総合型選抜 地域医療医師育成特別枠(募集人員5名以内)を学校推薦型選抜で新規実施予定。
主な出願資格として、圭陵会正会員(本学の職員および志願者の2親等以内を除く)の推薦を得た者。卒業後、本学附属病院で2年間の臨床研修を行うことを確約できる者。
【募集人員】一般選抜(一般枠)78名 →73名に
一般選抜1次試験の英語・数学が同時に1試験時間120分で昨年同様に実施されます。2021年度の1次合格最低点は、47.7%ですが、最終合格を目指すならこれよりももっと高い点数を1次試験で取ることを意識して残り4カ月の期間勉強に励んでほしい、ということです。合否判定については、1次試験では、試験科目合計(350点満点)の成績上位順に一次試験通過者を選抜します。2次試験では、1次試験成績に面接(50点満点)を加えた成績上位順に合格者を選抜します。但し、面接において大学が設定する基準に満たない場合は、成績順によらず不合格と判定します。たとえ、1次試験が高得点であったとしても2次試験の面接で不合格になる可能性があるということです。
■2022年度入試入学定員
学校推薦型選抜(公募制・全国枠) 15名
学校推薦型選抜 地域枠A(岩手枠) 15名
学校推薦型選抜 地域枠B(東北枠) 8名
学校推薦型選抜 秋田県地域枠(秋田枠) 2名
総合型選抜 地域医療医師育成特別枠 5名以内
一般選抜 73名
一般選抜地域枠C(全国枠) 5名
学士編入者選抜 4名
127名
岩手医科大学医学部の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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