金沢医科大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンラインミーティングツールを用いて医学部入試説明会を行いました。
今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。
金沢医科大学は、1972(昭和47)年創立で、唯一日本海側に面する観光都市金沢市からほど近い看護学部と医学部を擁する新設医大です。来年開学50周年を迎えます。
建学の精神は、「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」です。「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を見学の精神にかかげています。医学部のアドミッションポリシーは、知的好奇心が旺盛で、学ぶことへの集中力、忍耐力、持続性を備えている人を最も強調されておられます。
金沢医科大学のカリキュラム特徴は、以下です。
・初年次教育の充実
・アクティブ・ラーニング(PBL・TBL)
・早期臨床体験実習
・CCS(Clinical Clerkship)診療参加型臨床実習(4年次より)
・医学教育海外研修プログラム
・地域医療
■2022年度入試変更点
【学校推薦型選抜・総合型選抜】卒業生子女とAO入試との併願廃止
令和4年度入学者選抜から、総合型選抜(卒業生子女入試)のAO入試との併願廃止に伴い、選抜種別から1つのみを選択する形式に
【募集人員】総合型選抜・学校推薦型選抜の各入試区分で1名ずつ増員
■2022年度募集人員
指定校指定地域 6名
総合型(AO) 21名
卒業生子女入試 8名
一般前期 65名
一般後期 10名
編入学 募集停止(廃止)
定員 110名
■一般選抜(前期)の変更について
【一般選抜(新規実施)】1次試験の試験日自由選択制の導入
2日間の試験日のうち、いずれか1日または両日受験が可能
一般選抜の前期と後期の1次試験の違いは、
・前期は数学Ⅲまで出題範囲であるのに対し、後期は数学ⅠⅡAB(列・ベ)まであること
・前期では理科3科目から2科目を選択するのに対し、後期は理科の試験を行わないこと
一般選抜(前期)の1次試験は、2日間試験日を設定し、2日間とも同時に出願登録した場合の入学検定料は110,000円です。2日間受験した場合、標準化(偏差値)採点により、各科目の採点結果を標準偏差を用いて標準化した点数の合計点が高得点となる日の結果を合否判定に採用します。したがって、点数は素点ではなく、相対得点(標準的な得点分布に変換した値)となります。
※一般選抜(後期)は素点で採点し合否判定します。
2021年度一般選抜の正規合格得点率と最終合格得点率、英語、数学、物理、化学、生物の1次合格者平均点、2次試験の集団討論の評価ポイントなども参加者耳寄り情報をお話いただくことができました。
また総合型選抜(AO入試)の1次試験合格者数は募集人員の4倍を目安に、指定校指定地域は募集人員自体少ないので、4倍には満たない可能性があります。
一般選抜(前期)の1次試験合格最低得点率は約6割ですが、正規合格・繰上合格圏内に入るためには1次試験の合計得点率8割を目標にしてほしいということです。
一般選抜(後期)の1次試験合格最低得点率は約7割ですが、正規合格・繰上合格圏内に入るためには1次試験の合計得点率8割を目標にしてほしいということです。
なお、金沢医科大学の一般選抜(前期・後期)の繰上合格者発表については、金沢医科大学ホームページ上で随時最新の繰上合格状況が公表されます。
一般選抜(前期・後期)の入学者の現・浪別志願者数は、年度により比率が異なるものの、2浪以上で7割強を占めています
金沢医科大学医学部の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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