9/4(日)に関西の4つの私立大学医学部(大阪医科薬科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学(五十音順))が一堂に会し、Medi-UP(メディアップ)上本町校にて合同入試説明会を行いました。60名を超える生徒・保護者にご参加いただき、各大学からの話を、熱心に耳を傾けて聴かれていました。
今回は関西医科大学入試センターの方にお越しいただき、大学概要・カリキュラム、学費、2023年度入試の概要について詳しくお話をお聞きすることができました。
- 関西医科大学大学の特色について
- 2023年度入学者より6年学費総額2,100万円に!
- 学校推薦型選抜(特別枠・地域枠※・一般枠・特色選抜)
- 一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験、共通テスト利用選抜(前期・後期)
関西医科大学大学の特色について
関西医科大学は、1928年6月に大阪女子高等医学専門学校として開校した旧設医学部です。1954年に男女共学の関西医科大学に改称し、2013年4月に京阪枚方市駅すぐのところに枚方キャンパス医学部棟を開設しました。2018年4月看護学部を新設、2021年4月にはリハビリテーション学部を新設、医学部・看護学部・リハビリテーション学部の3学部を擁する医療系複合大学となりました。他学部との合同授業を行い、職種の垣根を超えた多職種連携チーム医療を実践しています。2022年3月には、「関医タワー棟」が竣工し、国際化推進センターの拠点として留学生の向けの宿舎として、また、関西医科大学附属病院の入院患者やご家族の宿泊施設としてスタートしました。2022年4月には、「第五のがん治療法」を目指す「光免疫療法」の研究拠点となる「光免疫医学研究所」を設立し、ニュース報道でも大きく取り上げられました。
2023年度入学者より6年学費総額2,100万円に!
2022年6月14日付で、大学医学部入試情報ホームページに「令和5年度入学生からの学費について、6年間の学費総額を670万円引き下げします。」という大幅な学費減額の発表がなされました。2023年度関西圏内の私立医学部入試における目玉のトピックスの1つにもなっています。当校の説明会においても目玉のトピックスとして詳しくご説明いただきました。具体的には、 2,770万円 → 2,100万円 (6年間総額)となります。
また、初年度(入学時)の学費が570万円 → 290万円に引き下げられました。これにより、現時点で私立医学部の中で6年間学費総額ランキングでは、国際医療福祉大学、順天堂大学に次ぐ第3位に位置します。
さらに、関西医科大学一般選抜(前期)の1次試験で成績優秀者30名には、初年度学費が290万円からさらに190万円引き下げ、100万円となる関西医科大学特待生制度等があります。
学校推薦型選抜(特別枠・地域枠※・一般枠・特色選抜)
関西医科大学医学部の入試区分は全部で8つあり、そのうち3つ(地域枠の認可申請が下りれば4つ)は、年内に試験を実施し入学手続までを終える学校推薦型選抜で実施されます。
各入試区分の出願資格、選抜方法については、概ね昨年を踏襲する形ですが、特別枠の卒業後の要件に詳しい説明が記述されました。医師不足地域、または、関西医科大学の医師不足診療科に初期臨床を含め10年以上勤務することと明記されました。
また、一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜併用試験を含め、面接試験で録音を実施します。
選抜方法については、1次試験で実施する適性能力試験の比重が高いようです。130分・合計70問からなるマークシート方式で、①文章読解 ②英語読解 ③数学解法 ④図形解法(理科系問題)からなり、難易度としては高等学校の教科書レベルの問題であるということです。
※2022.8.29現在、地域枠15名、研究医養成コース2名は、文部科学省認可申請中
一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験、共通テスト利用選抜(前期・後期)
2023年度入試より、学校推薦型選抜を除く入試区分で小論文の実施を廃止することになりました。これにより、一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験、共通テスト利用選抜(前期・後期)の2次試験は面接(個別面接)のみとなります。
一般選抜(前期・後期)は、1次試験で実施される英語・数学・理科2科目の学力試験で合計点の高い成績順に1次合格者を出します。2次試験(面接)は段階評価で、医師として不適格と認められた者を除いて、正規合格者を出します。2022年度1次試験での学力試験で1点でも多くの点数を出すことがポイントで正規合格ラインは年によって変動はありますが概ね65%前後とみていいでしょう。
大学入学共通テストは、1次試験(大学入学共通テスト)→2次試験(面接)です。1次試験合格者最低点は2022年度入試は約78%でしたが、例年は約85%~約90%を目安に考えるとよいでしょう。なお、大学入学共通テスト利用選抜(後期)の募集人員5名ですが、一般選抜(後期)募集人員と合わせて5名であることに注意しましょう。
2023年度入試の医学部募集人員は、2022年度入試と変わりませんが、2021年度から2022年度への募集人員変更では、大学入学共通テスト利用選抜(前期)の募集人員は、10名→12名に、大学入学共通テスト・一般選抜試験併用試験の募集人員は、10名→13名にそれぞれ増員されています。
学校推薦型選抜で実施される適性能力試験、大学独自の学力試験による一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、大学入学共通テストと一般選抜の両方の学力試験を受験する共通テスト利用・一般選抜併用試験と自分の実力に最適な受験に出願する機会があります。一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、共通テスト利用・一般選抜併用試験の3つを併願した場合の検定料は120,000円になります。
関西医科大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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