難関校合格に導くアップ教育企画がお届けするブログ
医学部受験、大学受験などの情報をお届けします!

藤田医科大学医学部入試オンライン説明会を行いました

9/7(水)に藤田医科大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンラインミーティングツールを用いて医学部入試説明会を行いました。

今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。

藤田医科大学の特色について

藤田医科大学は、創設者の藤田啓介が1964年9月に学校法人 藤田学園を設立し、1972年に名古屋保健衛生大学医学部として開学した新設医学部です。1991年に藤田保健衛生大学、2018年10月10日に藤田医科大学に改称しました。2020年2月、全世界で猛威を振るい当時未知であった新型コロナウイルス感染症のため横浜港に停泊中だったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客乗員の受け入れをいち早く行ったことがニュースでも報道され、藤田医科大学知名度が飛躍的に高まりました。

キャンパスは、名鉄名古屋本線前後駅下車、バスで約15分のところに大学、大学院、研究施設、大学病院が集約されています。医学部(医学科)・医療科学部(医療検査学科・放射線学科)・保健衛生学部(看護学科・リハビリテーション学科)の3学部5学科を有し、学部の垣根を越えた多職種連携(アセンブリ)教育によりチーム医療を学び、専門職連携のできる良き医療人、最先端の医療人の育成をしています。

藤田医科大学は1病院の病床数が国内最大の藤田医科大学病院をはじめとする4つの大学病院群があります。全国に先駆けて導入した手術支援ロボット「ダビンチ」や2021年に日本初の実用型内視鏡手術支援ロボット「hinotori™」を導入するなど、遠隔手術の社会実装に向けた臨床研究に力を入れています。また、グループ全体で120万人に及ぶ臨床データや健診データを背景に「がんゲノム」「精神・神経」「再生医療」「感染症」に特化した最先端研究を行う5つの研究センターがあり、高度医療から地域医療までの臨床と研究が融合する最先端の医療教育施設を通して国際水準の医学研究に取り組んでいます。

2022年度入学者出身都道府県別分布を見ると地元の愛知県出身者が入学定員120名中半数を超える65%で、残りは東日本:西日本=2:3の割合で西日本出身者が多い状況です。2022年度入学者データは、入学者120名中現役・浪人比率では、現役:浪人=約30%:約70%でした。浪人の内訳で見ると、1浪が30%、2浪が15%、3浪・その他が約24%となっています。現役と1浪の入学者割合がそれぞれ3割を占めました(2021年度入学者では現役と1浪の入学者割合がそれぞれ25%)。

ふじた未来入試の併願可能枠が2023年度入試より現役のみに

2023年度入試変更点として、ふじた未来入試の併願可能枠が、現役のみになります(従来の現役枠と高卒枠から変更)。募集枠は、高3枠と専願枠(現役と1浪まで)で、募集人員は2つの枠を合わせて12名です。高3生は、出願した枠を第1志望として扱い、第1志望の枠で不合格になった場合でも、第2志望の枠の合格ラインを超えていれば第2志望で合格となります。現役生(高3生)は、国公立大学医学部を第1志望にしているなら、高3枠を、藤田医科大学が第1志望なら、専願枠がお勧めです。
国公立大学医学科の総合型選抜・学校推薦型選抜または一般選抜(前期)に合格した場合に限り入学を辞退可能

一般入試(前期・後期)の募集人員を2023年度入試より5名後期から前期に移す

2023年度入試より、一般選抜の2次試験日が2日間になります(従来の3日間実施より変更)。1次試験英語・数学・理科2科目で1次試験合格者は学力試験で判定し、2次試験は面接、調査書等を多面的・総合的に評価し判定します。1次試験での学力試験で1点でも多くの点数を出すことがポイントで1次合格ラインは年によって変動はありますが概ね65%前後とみていいでしょう。

2022年度入学者の年齢別構成について

2023年度入試より、一般入試(前期・後期)の募集人員について、前期(一般枠)が78名に、後期(一般枠)が5名になります(前期(一般枠)73名、後期(一般枠)10名から変更)。藤田医科大学の受験者層が、国公立大学医学部医学科を第1志望にする併願先として藤田医科大学の特に前期を選択する層が増えてきているのではないかという動きへの対応だということです。1次試験の問題の難易度は前期・後期ともに同じになるように作問しています。2022年度1次試験の最終合格者(繰上合格者・追加合格者を含む)の最低点は前期が61.0%、後期が53.8%でした。なお、藤田医科大学を併願受験する国公立医学部医学科志望者に配慮し、一般入試(後期)の入学手続締切日は、国公立大学後期日程の合格発表後に設定されています。

共通テスト利用入試(前期・後期)の後期の2次試験科目に2023年度入試より口頭試問を追加

2023年度入試より、共通テスト利用入試(後期)の2次試験科目に総合問題に加え、総合問題の内容について質問する口頭試問を実施し、口頭試問の一部を英語で行います。英語の「聞く力」「話す力」も評価に加わります。
1次試験(大学入学共通テスト)→2次試験(前期は、面接のみ、後期は、面接と総合問題)です。1次試験合格者最低点は2022年度入試は前期が約75.5%でしたが、例年は、87~88%です。後期は、72.1%でしたが、総合問題の配点が300点あるため、総合問題の出来次第では逆転合格もあり得るということです。

藤田医科大学の面接はMMIと個人面接

2023年度入試より、一般入試・前期の2次試験面接試験日が、①1/27(金)午後、②1/28(土)午前、③1/28(土)午後から、希望順位を選択(ただし、希望者が会場収容定員超過の場合は、出願順に決定)する方法に変更する予定です。藤田医科大学はふじた未来入試を除き、小論文試験がありませんが、MMI(マルチプルミニインタビュー)と個人面接を2次試験で実施します。2022年度入試では、ふじた未来入試ではグループディスカッション、MMIが4回、個人面接が3回、一般入試(前期・後期)、共通テスト利用入試(前期・後期)ではMMIが2回、個人面接2回が行われました。

成績優秀者奨学金制度の対象者を2023年度入試より一般入試(前期)に変更

藤田医科大学の6年間学費総額は、2,980万円となっていますが、奨学金制度がいくつか用意されています。成績優秀者奨学金制度は、年間150万円を2年間貸与します。さらに、2年及び4年修了時に成績上位1/3以内に入っていることを継続条件に最大6年間総額900万円の貸与を受けることが可能です。卒業後、藤田医科大学病院または指定された医療施設で奨学金貸与年数と同期間(ただし5年を上限)勤務することで返済を免除する制度です。2023年度入試より、成績優秀者奨学金制度の対象を一般入試・前期入学者10名に変更されます(一般入試・後期入学者5名、共通テスト利用入試・後期5名から変更)。

藤田医科大学の成績開示が2023年度入試分より全受験生に全ての試験の得点を開示することに

2023年度入試分よりふじた未来入試の受験生全員に対し、1次試験の科目別の得点(マークシート、筆記別)に加え、2次試験の小論文、講義課題、面接の得点を含む全ての試験の得点を2次試験合格発表日にインターネット出願ページより閲覧することが可能になります。一般入試や共通テスト利用入試については、2023年度学生募集要項で確認してください。

因みに藤田医科大学は、ふじた未来入試、一般入試(前期・後期)の学科試験問題が大学ホームページ上で公表されています。

藤田医科大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。

 <<<<<<< Medi-UPからのお知らせ >>>>>>>

◆【近畿大学医学部】推薦入試対策講座2022はコチラ
◆【関西医科大学】推薦入試対策講座2022はコチラ
◆【兵庫医科大学】学校推薦型&総合型選抜入試対策講座2022はコチラ

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

Medi-UP

Medi-UP

大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

関連記事