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避けては通れない英語。英語が苦手な受験生はどうする?

みなさん、こんにちは。Medi-UP英語科の中新(なかにい)です。僕がブログを書くのは今回が初めてなので、まずは僕の自己紹介(中新ヒストリー)から始めようと思い、自身のことに関して結構な分量を書いていましたが、途中で『いや、誰が興味あるねん』と気づいたので、そちらは今回は割愛させていただき、受験界最難関学部である医学部への合格を目指す皆様のお役に立つであろう英語学習に関するお話をさせていただきます。

さて、突然ですが質問です。

『英語の学習において何が大切だと思いますか?』

(英語担当 中新洋平講師)

こう尋ねられれば、<語彙力>、<文法力>、<読解力>、<英作文力>など様々な答えが頭に浮かぶと思います。もちろん、それらの力が大切であることは間違いありませんし、それらの力を完璧に近づけていくことこそが受験勉強と言っても過言ではないでしょう。

では、改めて質問です。

 

『それらの力を培っていくうえで大切なものは何ですか?』

こう尋ねられると答えに詰まる人も多いと思いますが、その答えこそが多くの受験生がその必要性、重要性を理解しないままになっている要素です。

『単語帳も毎日やっているし、文法の問題集を答えを覚えるぐらいまで何周もやったのに、長文は読めるようにならないし、いっぱい解いてきたはずの文法問題ですらも間違えてしまいます。英作文も自分では書けたと思っているのに減点ばかりされています。』

こういった声は本当によく耳にします。このように<やるべきことはやっているし、努力はしているはずなのに伸びない>生徒は残念ながらたくさんいると思います。僕自身、これまでに何千人もの生徒を相手に英語を教えてきましたが、英語を苦手としている人や英語で伸び悩んでいる人には、ある1つのことが欠けているという共通点があります。それこそが、先ほどの質問の答えです。

そう、それは、『品詞に対する理解と意識』です。

正しく品詞の働きをわかっていない状態で、例えば文法問題集を何度も解き続けても、それは、その問題集のその問題が解けるようになっただけで、読解や英作文には繋がる『線』の勉強にはなっていないため、英語力の向上にはあまり繋がっていません。品詞理解は、各文法事項を体系的に捉え、句と節、文型といった、英語を正しく読み書きする上で必要不可欠な要素の根幹をなすものです。

品詞を理解していないと、例えば次のようの単純な英文すら正しく和訳することができません。

 

問. 次の英文を日本語に訳せ。

Tom almost broke the window.

 

この英文を見て、「トムはほとんどの窓を壊した」と訳してしまった人は不正解ですalmostは副詞であるため、名詞であるthe windowを修飾することはありえず、ここでは、動詞brokeを修飾していると読み取る必要があります。almost Vは「ほとんどVする(Vには至ってない)」という意味から「Vしそうになる」と訳す必要があります。例文の正しい訳は「トムはその窓を壊しそうになった」となります。最初に示した間違った訳をした人は、「窓を壊したのかどうか」という事実関係すら逆に読みとってしまっていることになります。almost=「ほとんど」と覚えても意味がないとわかりますね。

他にも、品詞の理解に関して次のような問題で文法問題として問われることもあります。

 

問. 空所に入る前置詞を答えよ。
I will go skiing (     ) Canada this winter.

 

ここで空所に前置詞toを入れてしまった人は、おそらく、品詞の役割を一切考えず、なんとなくgoにつられてしまったのだと思いますが、正解ではありません。この問題で大切なことは、先ほど示した品詞の役割をしっかりと理解した上で考えることです。空所に前置詞が入るということは、空所部分とCanadaで「前置詞+名詞」のかたまり(=副詞)として機能し、ここではgoではなく、一番近くの分詞形容詞skiingにかかると考える必要があります。そのため、go skiing to Canadaでは、「カナダまでスキーをしながら行く(=海も山もスキーで越えてカナダまで行く)」という無謀な計画を示す内容となってしまいます。もちろん、カナダ「で」スキーをする訳ですから、場所を表すinが正解となります。

このように各品詞(名詞/形容詞/副詞)の役割をきちんと理解しないままの学習では、いつまでたっても英語ができるようにはなりません。英語に伸び悩んでいる人は、まずは品詞という観点から文法を見直すことから始めてみてください!

Medi-UP講師
中新 洋平

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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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