9/30(金)にMedi-UP(メディアップ)上本町校にて岩手医科大学入試説明会を行いました。
岩手医科大学入試キャリア支援課の佐々木光章部長に直接お越しいただき、大学の特色、入試変更点、2023年度入試概要について詳しくお話もらいました。
岩手医科大学の特色について
岩手医科大学は歴史深く、創立者の三田俊次郎が1897年(明治30年)に設立した旧医学専門学校から開設125年になります。伝統的に、東北地方の地域医療に強く密着し、現在は、矢巾(やはば)キャンパスに医学部の他に歯学部・看護学部・薬学部を一同に擁します。最寄りの矢幅駅は盛岡駅から電車で13分、キャンパスは駅から徒歩15分です。
大学のすぐ隣には2019年9月に開院した岩手医科大学附属病院があり、岩手県内はもちろん北東北における医療拠点の病院として最新の医療設備を備えながら、教育施設としての役割を果たしています。医学部に入学すると1年次の1年間は学生寮に入寮します。医学部の学生のみならず、他学部の学生と共に生活を送ることで、学部の垣根を超えたチーム医療の土台を築けます。
医学部のカリキュラムで特徴的な点は、早期の地域医療の体験実習が組み込まれていることです。1年次に地域の医療現場に赴き、地域医療を学びます。3年次には病院研修、5年次には実際に医師と共に診療に参加しながらの病院実習を行います。6年次は、医学部・歯学部・薬学部・看護学部の4学部の学生が共に集まり、医師、歯科医師、薬剤師、看護師が協力しながら患者を治療するためのチーム医療を実践する合同セミナーを行います。
入学してから1度も留年せずに卒業するストレート卒業率は年々上昇しており、80%後半となっています。第116回(2022年)医師国家試験の新卒の合格率は96.1%でした。令和3年度卒業生の初期臨床研修先では、岩手県内の医療機関が全体の6割後半を超えていました。
地域枠D(全国枠・診療科指定)を2023年度入試より新規導入
2023年度入試より、一般選抜地域枠D(全国枠・診療科指定 募集人員7名)が新規導入されます。岩手県医師修学資金の貸与を受け、卒業後、初期臨床研修2年間を含む9年間、岩手県内の指定された医療機関において、産婦人科、小児科、総合診療科のいずれかの診療科指定がある枠です。なお、一般選抜と同じ試験内容ですが、一般枠と地域枠Dを併願することはできません。(地域枠Cと地域枠Dは併願可能。)また、地域枠Dでの受験する場合、地域枠C枠と同様に、岩手県の修学資金貸与候補生の事前申請(※)が必要です。
【※今年度の申請期間は令和4年10月17日~11月11日】
一般選抜について
一般選抜1次試験の英語・数学が同時に1試験時間120分で今年も実施されます。2022年度の1次合格最低点は、58.6%ですが、最終合格を目指すならこれ以上に高い点数を1次試験で取ることを意識して残り4カ月の期間勉強に励んでほしい、ということです。合否判定については、1次試験では、試験科目合計(350点満点)の成績上位順に一次試験通過者を選抜します。2次試験では、1次試験成績に面接(50点満点)を加えた成績上位順に合格者を選抜します。但し、面接において大学が設定する基準に満たない場合は、成績順によらず不合格と判定します。たとえ、1次試験が高得点であったとしても2次試験の面接で不合格になる可能性があるということです。
面接について
2次試験は例年通り、1次試験と同様に、本学会場に加え、大阪会場と東京会場も選べます。面接は、一昨年より会場に行ったうえで、本学にいる面接官とオンラインで実施する形式となっています。オンライン形式でも、対面形式と変わらずに十分に機能しているとのことでした。
面接の立ち居振る舞いから人柄を評価するのはもちろん、「なぜ医師になりたいのか」、「なぜ岩手医科大学を選んだのか」といった質問に対して、自分の素直な思いを理路整然と語ることができるか、という点が重視されます。「卒後に岩手に残るつもりはあるか?」という質問をする面接官がいるかもしれないが、「残る」と答えることを必ず期待しているわけではないので、質問の内容に対して、しっかりと考えて素直に話すことが大切ですよと、踏み込んだお話も頂きました。
2023年度入試よりすべての入試区分でインターネットによる出願方法に変わります。
岩手医科大学医学部の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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