全国国公私立医学部成績開示情報リンク
成績開示を行うメリットと目的とは?
2023年度私立医学部入試が終わり、新年度が始まりました。気持ちを新たにして2024年度医学部入試合格を勝ち取るべく、各科目の受験勉強を既に始めておられることでしょう。受験勉強と並行してこの時期に行ってほしいことがあります。それは受験した大学の成績開示を行うことです。
成績開示を行うメリットと目的は一体何でしょうか?
入試本番での手応えと実際の結果にどれくらいの差があったのかを正確にかつ客観的に知ることができる、これが成績開示を行うメリットです。
自分の得点を客観的に知ることは、次年度入試を突破するために必要な出発点になります。入試本番では満点をとる必要はありませんが、合格最低点をクリアする必要があります。成績開示請求は、自分自身の得点結果と大学から発表される合格最低点との差を知ることができる唯一の機会です。次年度入試に向け、自分の得点と合格最低点の差を埋めるための戦略を各科目の講師の先生方と相談し、何をどのように勉強するかを明確にしておきましょう。これが成績開示を行う目的なのです。
成績開示を行うことは、次年度入試で合格するためのいわば里程標のようなものといえるでしょう。
国公立医学部の成績開示
国公立大学医学部については、大学入学共通テストの「成績通知書」の送付請求をした方は、4月3日(月)以降に書留郵便で送付される予定です。各科目の自己採点の結果と一致しているかを必ず確認しましょう。
また、2次試験を受験した国公立大学の成績開示も行いましょう。成績開示請求期間や、請求方法、開示内容などは、各大学の学生募集要項や大学のホームページ等に掲載されています。請求期間が短期間である大学もあるかもしれませんので、期限に間に合うように請求に必要な準備を行いましょう。
私立医学部の成績開示
私立大学医学部については、成績開示請求期間や、請求方法、開示内容が大学によって様々に異なります。近畿大学、金沢医科大学、久留米大学はすでに成績開示請求の受け付けを終了していて、出願時に成績開示請求の手続きを行う必要があります。
また、開示内容も大学により様々です。藤田医科大学は、2023年度入試分より全受験生に全ての入試区分の得点を開示することになりました。一般選抜では、1次試験の科目別の得点(マークシート、筆記別)、順位に加え、2次試験の面接の得点を含む全ての試験の得点を2次試験合格発表日にインターネット出願ページより閲覧することが可能になりました。その一方で、まだ成績開示を行っていない大学は、東北医科薬科大学、帝京大学、東海大学の3校です。
申請の際は、原則受験票記載の受験番号が必要となります。
最後に全国の国公立大学医学部と私立大学医学部の成績開示情報のリンクを載せておきますので、参考の一助にしてください。(私立医学部の成績開示情報については、このブログ執筆時点で未発表の大学もありますので、最新の情報は大学のホームページ等で確認してください)
Medi-UP 川原 仁志
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