小論文で課されるテーマ・課題文はともに、医療に関するものとそうでないものの2種類に分かれます。
医療に関するテーマや課題文が出された場合は医療関連のホットな話題について関心があるかということや、将来医師を目指しているのなら医療の現状や問題点を知っておいて欲しいという大学側の思惑は解りやすいと言えます。
そしてそれらに対処するためには医学部小論文の対策授業を受けたりや参考書などを自ら読むことによって学ぶことも容易です。
(国語・小論文担当 木村彰宏講師)
それでは医療以外のテーマや課題文が出された場合に備えて、いったいどのような対処の仕方があるでしょうか。特に以前もこのブログ内で述べた「ムチャ振り」に対してはどうすべきかということです。
評価ポイントは以下となります。
「医療・医学とは無関係な課題文やテーマが出された場合は、論点を絞った上で常識的 かつポジティヴな主張を掲げて、人間として成熟した文章を展開しているかどうか」
したがって、与えられたテーマや課題についてどのような論点についてどう書けば、説得力のある文章が展開できるのかという「発想力」と「文章構成力」がものを言います。それらを鍛えるためには、身近な出来事であろうと時事的なニュースであろうと、これが小論文のテーマや課題文として取り上げられたらどう書こうかというシミュレーションを常に考える癖をつけることです。頭の中だけでなく、その構成を紙の上で立てることまでできればさらに良いといえるでしょう。
例 「SNS上の誹謗中傷被害を減らすにはどうすべきか」
「ChatGPTが普及することのメリットとデメリット」など
このように普段から自分で問を立て、どのような主張をどう展開していくかをイメージしておくことが攻略の近道となります。
Medi-UP 小論文担当
木村 彰宏
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