大学受験、特に医学部受験ではどの入試でも英語が必須です。
もちろん入試では英語・数学・理科はどの科目も重要ですが、一般的には医学部受験生にとっては理系の科目よりも英語を苦手とする人が多い印象はあります。
英語の学習において、科目の特性上、知識をインプットすることが大切ですが、同じように質も大切です。
※こちらの記事『避けては通れない英語。英語が苦手な受験生はどうする?(中新講師より)』をまだご覧になっていない人は是非チェックしてください。
英単語を覚えるにしても、ダラダラと勉強をして勉強時間だけは長くても、学習効果は十分とは言えないでしょう。メリハリも大切です。
また英語以外の科目も同じことが言えますが、1日に必ず1題は長文を読むなど、継続的に触れる習慣をつけることが大切です。
英語に限らずに苦手な科目は受験生であっても無意識に避けがちです。
まずは「毎日、〇〇を学習する!」と決めて、日々実行することを、それを1週間続けることを始めてください。
効率よく英単語を習得する方法は?
母国語である日本語もそうですが、英語・英単語をある程度の数を覚えきると、ある途中の段階からその『音義』や『語源』を意識することで、関連性を持たせて覚えられるようにもなります。
例えば、私たちは日本語の
「まぶた」
「まのあたり」
「まなこ」
「まなじり」
「まばゆい」
「ま」という音が耳に入ると、自然に『目』という意味を響かせます。
同じように英語も、元の意味を伝える音節があります。その音の意味を、英語を学習する日本人が少しでも響かせるようになれば、英単語をより効率的に覚えられるでしょう。
一例を紹介しましょう。
この単語の意味、わかりますか?
・ apprehend ~
・ comprehend ~
それぞれ意味は「~を逮捕する」と「~を理解する」ですね。
注目してほしいのは、どちらも最後に hend となっているところ、実はネイティブスピーカーには hand 『手』と響いています。
さらに handは『手でつかまえる』の意味を持ちます。
それを踏まえると、単語の意味にも納得ではないでしょうか。
・ apprehend ~ ➡「~を逮捕する」 …日本語の「捕まえる」も手偏(てへん)ですね。
・ comprehend ~➡「(意味や構造を)全体的に手で掴(つか)まえる→ 理解する」
もちろん単純に覚えるしかない単語や知識もあるのですが、やはり丸暗記には限界があるので、このように音義や語源で関連付けて覚えることを並行することはお薦めです。
医学部合格に必要な英語の語彙量は決して少なくないので、まずは量に負けないように地道に頑張ってほしいですが、工夫も忘れずに効率よく取り組んでください。
Medi-UP 土肥真輔
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