東海大学医学部入試オンライン説明会2024を行いました

　7/19(金)に東海大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンライン形式で医学部入試説明会を行いました。
　東海大学医学部の入試ご担当者さまから、医学部の建学の精神、大学の特徴、医学部のカリキュラムや2025年度医学部入試情報についてお話いただきました。
今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。

• 大学の特色について
• 医学教育の特徴
• 求める学生像について
• 総合型選抜（希望の星育成）と一般選抜、共通テスト利用選抜

• 大学の特色について
• 医学教育の特徴
• 求める学生像について
• 総合型選抜（希望の星育成）と一般選抜、共通テスト利用選抜

大学の特色について

　東海大学医学部のキャンパスは、神奈川県の中心に位置する伊勢原市にあります。キャンパスへは東京新宿駅から小田急線で最寄駅の伊勢原駅まで所要時間約50分で、伊勢原駅からはバスに乗り約10分で伊勢原キャンパスに到着します。伊勢原キャンパスのすぐ隣には、東海大学付属病院があり、ここで臨床実習を行います。ドクターヘリやドクターカーを所有しており、頻繁に稼働しているため、医療を身近に感じることができるキャンパスです。東海大学医学部伊勢原キャンパスは1974年に開設され、今年でちょうど創立50年を迎えました。

医学教育の特徴

　医学科のカリキュラムについては、1年次に週2回、東京ディズニーランドほどの大きさのある湘南キャンパスで英語科目や体育科目等を含む教養科目と基礎医学を学びます。3週間の「早期医学実習」では病院実習と基礎研究を学びます。2年次に解剖を含む人体構造学を座学で学びます。4年次の夏にOSCE、CBTを実施し、その後基礎臨床実習を5年次に行います。クリニカルクラークシップ（診療参加型臨床実習）を東海大学付属病院で行うかたわら、5年生の4月頃には多職種連携チーム医療演習を行います。これは東海大学の看護学科、健康マネジメント学科、他大学の昭和薬科大学の薬学科生と合同の実習です。6年次には、学生の希望で診療科や実習病院を選ぶ「選択臨床実習」を行います。夏にはポストクリニカルクラークシップOSCEを実施し、医師国家試験合格に向けた勉強に専念します。2023年度医師国家試験の新卒の合格率が100％を達成しました。

　東海大学ならでの特色として、交換留学制度があります。3か月間という長期間に現地の医療チームに加わって臨床実習を経験し、学内のクリニカルクラークシップの単位認定を受けることができ、6年間で卒業できるプログラムとなっています。その他の海外研修プログラムとして、例えばハワイ大学医学部とコラボレーションし、「ハワイ医学教育プログラム（HMEP）」を開講しています。米国の医師を講師として招聘し、グローバル・スタンダードな医学教育を日本国内で実践しています。

求める学生像について

　教育目標は、「豊かな人間性を持ち、知識・技能・創造性に秀でた『良医』の育成」です。医学的知識を持っているだけの医師ではなくて、患者さんをはじめ共に働くスタッフに対する尊厳を忘れずに豊かな人間性や社会性を備えた医師を育成することを使命としています。

総合型選抜（希望の星育成）と一般選抜、共通テスト利用選抜

・総合型選抜（希望の星育成）
 現役生対象の他大学と併願可能な入試です。2025年度入試では、出願資格にあった評定平均の制限がなくなります。また、出願書類であった人物評価書の提出が不要になります。1次選考では主に小論文、オブザベーション評価、個人面接が行われ、1次選考合格者が、2次試験は、英語リーディング、英語リスニング、数学ⅠA、数学ⅡBC、物理、化学、生物から2科目で各科目200点の合計600点満点の大学入学共通テストを受験し、最終合格者を決定します。2024年度入試での合格者の共通テストの最低得点率も教えていただきましたが、概ね8割を目安にしてほしいということでした。

・一般選抜
　数学の出題範囲で数学Ⅲは対象外で、数学ⅠⅡABまでからの出題であること、理科は試験開始後に1科目を選択受験できるという特徴があります。また、各科目の基準点（足切り点）はなく、3科目の合計点で判定されます。1次試験は2日間ありますが、2日間受験した場合は合計点が高い方を採用して合否を判定します。2次試験の小論文と面接はそれぞれ点数化せず、医師としての適性があるかどうか「可」か「不可」の2段階の評価となります。1次試験の高得点順に順位をつけるので、1次試験でできるだけ高い点数がとれるかがポイントとなります。

・大学入学共通テスト利用選抜
　試験科目は、英語リーディング、英語リスニング、数学ⅠA、数学ⅡBC、物理、化学、生物から2科目で各科目200点の合計600点満点の共通テストを1次試験として受験します。2次試験は小論文・面接で、一般選抜と同様に得点化はせず、医師としての適性があるかどうか「可」か「不可」の2段階評価となります。1次試験の高得点順に順位を付け、「不可」と判定された者を除外して合格者を決定します。一般枠、全国から出願可能な静岡県地域枠、神奈川県内出身限定の神奈川県地域枠の3枠がありますが、それぞれの枠で共通テストの合格者最低得点率は異なるものの8割以上を目指してほしいということでした。

　小論文の出題テーマ、面接の評価ポイントについてもご説明いただきましたが、どのようなテーマであっても課題の設問に対して、自分がどう考えたかがしっかりと伝わる文章にしてほしいということを強調されていました。

　冒頭で述べた総合型選抜（希望の星育成）は他大学と併願可能な入試です。また、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、静岡県地域枠（全国から出願可能）、神奈川県地域枠（出願資格は神奈川県出身者限定）は全て併願が可能となっていますので、受験機会の多い入試といえます。

　東海大学医学部の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。

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■大学別　医学部入試説明会2024

例年、各大学の入試担当者に、大学の特徴、昨年度の入試状況、今年度の入試予定および変更点などについて詳しくお話しいただき、参加された生徒・保護者のみなさまには非常に好評を頂いております。

各説明会では、希望制で個別相談も受け付けており、自分で気になることをご相談いただけますので是非ご参加ください。