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兵庫医科大学医学部入試説明会2024を行いました

 7/20(土)に研伸館西宮校で、兵庫医科大学医学部の入試ご担当者の方をお招きし、入試説明会を行いました。
 大学の特色、医学部のカリキュラムや2025年度入試変更点をはじめとする入試情報についてお話いただきました。

大学の特色について

 兵庫医科大学医学部は西宮キャンパスと呼ばれ、阪神本線武庫川駅から徒歩5分の場所に位置し、大阪からのアクセスも大変抜群に便利な立地です。神戸ポートアイランドには、看護学部、薬学部、リハビリテーション学部がある兵庫医療大学(現在の神戸キャンパス)があり、2022年4月に同一学校法人の兵庫医療大学が統合しました。医学部、看護学部、薬学部、リハビリテーション学部の4学部を擁する西日本有数の医系総合大学として、2022年に開学50周年を迎えました。同じ年には大阪梅田駅直結の都市型クリニック「梅田健康医学クリニック」が開設し、人間ドックと外来診療エリアを設け、予防医療と治療の両方に力を入れています。

 基本的に医学部の学生は6年間西宮キャンパスで過ごしますが、西宮キャンパスのすぐ横には兵庫医科大学病院があり、臨床実習もこちらで行われます。現在、一部の施設を取り壊し、取り壊した場所に新しい病院を建設する工事が行われていて、2026年9月に新病院棟が完成予定で、最先端の医療設備・施設で臨床実習が行われることになっています。

 医学部の学生が主に過ごすのは2018年4月に完成した教育研究棟です。大人数で受講する講義室をはじめ、ラーニングスクエアと呼ばれる学習スペースは、六角形のテーブルをいくつも組み替えることによって何人掛けのテーブルでも作ることができるという特徴があり、学生の様々なニーズに合わせた学習環境となっています。また、24時間利用可能な6年生専用の自習室が与えられており、医師国家試験受験に専念できる自習室のスペースが大変充実しています。

医学教育の特徴

 兵庫医科大学は神戸キャンパスにある看護学部、薬学部、リハビリテーション学部と連携し、学部の枠を超えた多職種連携協同(IPW)を1年生のうちから始めています。入学して早々の1年生の時期から、実際の臨床現場に近い環境で、実際の患者さんとの面接や診察から得た情報を元に、4学部の学生が合同でミニカンファレンスなどを行う実習を行っています。

 さまざまな臨床体験実習が非常に多いことも特徴的です。入学して早々1年生の時期に、看護師さんに付いて医療現場で学ぶ早期臨床体験実習、1年生の1月には早くも解剖実習が始まります。このような実習を早期のうちから体験することによって、自身が6年後に立つべき場所がどういう場所なのかを早期に意識付けすることがねらいです。

 さらに兵庫医科大学の医学部のカリキュラムは他大学に比べると少しずつ早く進めているという特徴があります。その分、5年生、6年生になった際の医師国家試験対策により早く取り組むカリキュラムを組んでいます。2024年第118回医師国家試験(新卒)では、受験者111名に対し、合格者110名で99.1%という合格率でした。医師国家試験の合格率の高さも全国にある医学部の中で特に誇れる点です。

求める学生像について

 求める学生像については、アドミッションポリシーを掲げながらご説明いただきました。主に次の2つを強調されました。1つ目は、「医師になることについて明確な目的と情熱を持っている」こと、2つ目は、「常に努力を怠らない強い向上心を持ち、自ら進んで学修し、生涯にわたって自己啓発・自己学修・自己の健康増進を継続する意欲がある」ことです。医師という職業は、医学部に合格したから、医師国家試験に通ったら終わりというわけではなく常に医療の発展とともに勉強しなければなりませんので、医師として活躍してからも常に学び続ける向上心が求められます。これは毎年強調されていますので、兵庫医科大学が求める学生像が大変明確となっています。

2025年度入試について

 2025年度入試変更点は、以下の4点あります。

① 学校推薦型選抜の一般公募制に現役に加え1浪生も出願可能。地域指定制の1浪生の評定平均が4.2から4.0以上
② 総合型選抜に国際バカロレア(募集人員約2名)を新設し、他大学と併願可能に
③ 一般選抜Bの数学の配点が150点から100点に。一般選抜A、Bの2次試験調査書・面接が100点から80点
④ 一般選抜の1次試験の大阪会場(ATCホール)から神戸会場(神戸国際会議場)に

総合型選抜と学校推薦型選抜、一般選抜

・総合型選抜と学校推薦型選抜
 総合型選抜の1次試験と学校推薦型選抜はどちらも同日に実施されます。総合型選抜は、「一般枠」、「卒業生子女枠」のいずれも評定平均の制限がありませんので、出願資格さえ満たせば、両方の枠を併願することができます。両方出願した場合、卒業生子女枠 → 一般枠の順に判定されます。また、学校推薦型選抜については「一般公募制」、「地域指定制」のそれぞれの出願資格を満たしていれば、両方の枠を併願することができます。両方併願した場合、地域指定制 → 一般公募制の順に判定されます。

出願資格さえ満たすことができれば、総合型選抜の卒業生子女枠と一般枠、学校推薦型選抜の地域指定制と一般公募制4つ全てに出願することが可能です。その際、合否判定に使用される優先順位は、以下のようになります。

1. 学校推薦型選抜 地域指定制

2. 学校推薦型選抜 一般公募制

3. 総合型選抜 卒業生子女枠

4. 総合型選抜 一般枠

・一般選抜
 一般選抜は学科試験による一般Aと出願時に英語資格試験(2020年4月以降実施の試験で、英検なら2級以上)が必要な一般Bの2種類があります。一般Aと一般Bは併願可能です。一般Aと一般Bを併願した場合、一般Bの理科は1科目で判定するため、一般Aで受験した理科2科目のうち高得点科目が採用されます。また、一般Aの2次合格発表日と一般Bの1次試合格発表日が同じ日になっていますが、それぞれ合否が判定されます。例えば、一般Aで不合格であっても、一般Bで合格する可能性や両方に合格する可能性もあります。

 一般選抜においても、受験資格を満たせば、一般Aと一般Bの両方出願でき、受験機会が最大2回となります。出願戦略をしっかりと練った上で兵庫医科大学の合格に向けてこれからも着実に学習を継続していきましょう。

昨年度の入試結果、今年度の入試についても詳しくご説明いただきました。各入試の合格最低点や、繰上げ合格の仕組みについても詳しくご説明いただきました。

 8月9日(金)、8月10日(土)には、西宮キャンパスで医学部オープンキャンパスがありますので、可能な方は西宮キャンパスに是非足を運んで実際に見て確かめてみるのもいいでしょう。

 兵庫医科大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。

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大学別 医学部入試説明会2024

例年、各大学の入試担当者に、大学の特徴、昨年度の入試状況、今年度の入試予定および変更点などについて詳しくお話しいただき、参加された生徒・保護者のみなさまには非常に好評を頂いております。

各説明会では、希望制で個別相談も受け付けており、自分で気になることをご相談いただけますので是非ご参加ください。

大学別 医学部入試説明会2024

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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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