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2024関西4私立医大合同入試説明会を行いました(近畿大学)

 9/8(日)に関西の4つの私立大学医学部(大阪医科薬科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学(五十音順))が一堂に会し、Medi-UP(メディアップ)上本町校にて合同入試説明会を行いました。多くの生徒・保護者にご参加いただき、各大学からの話を熱心に耳を傾けて聴かれていました。
 今回は近畿大学医学部学生センター学務課の方より、大学の特色、カリキュラム、2025年度入試概要についてご説明いただきましたので、内容を一部ご紹介します。

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近畿大学医学部の特色について

近畿大学医学部は、1974年開学の新設医学部で、南海高野線金剛駅または泉北高速鉄道泉ケ丘駅下車、どちらもバスで約15分のところに大阪狭山キャンパスがあります。2025年11月にはキャンパスが新築移転し、大阪府堺市にある泉ケ丘駅直結のよりアクセス至便な立地となります。令和7年に入学すると1学年の途中から新しいキャンパスと最新の医療設備が整えられた病院で、最先端の医療を学ぶことができます。
近畿大学医学部は、世界に誇る一流の教授陣が魅力です。全国の大学医学部の中で唯一近畿大学だけが世界の全ての研究論文の中で臨床医学部門における引用回数が上位に選出され、受賞されています。
近畿大学のカリキュラムは、1学年では基礎科目、外国語科目、共通教養科目に加え、病院実習や介護実習を学び、2学年では基礎医学をディスカッションベースのテュートリアル教育(少人数で行うグループディスカッション)で学びます。3~4学年では臓器・器官別のユニットで臨床医学を、4学年の秋には医学的知識を問う大学間共用試験のCBTと臨床技能の基本を修得しているかを評価するPre-CC OSCEという実技試験を受験します。両方に合格すると、4学年の11月からステューデントドクターとして40週にわたり約30の診療科をローテーションで回る診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)を行います。また、和歌山県串本町にある串本町立病院や奈良県生駒市にある近畿大学奈良病院での実習も行います。臨床実習終了後、5年次から医師国家試験合格に向けての準備対策を行い、Post-CC OSCEという医学部卒業試験に合格して初めて医師国家試験の受験資格を得て、医師国家試験に臨みます。第118回(2024年度)医師国家試験 新卒の合格率は94.0%でした。
春休みの期間中、約2週間にわたりヨーロッパや東南アジアへの海外派遣プログラムを行っています。4学年の医学生が利用することが多いです。渡航費と宿泊費と保険料全て大学負担で派遣をしています。海外の医療現場に興味がある場合はお勧めのプログラムです。
2024年度入学者の地域別学生数は、年齢による有利・不利はありませんが、近畿が多く88名で、西日本が非常に多くなっております。

2025年度入試 1次試験概要

近畿大学の入試試験は推薦、一般前期、一般後期、共通テスト利用選抜前期、中期、後期の6つあります。
・推薦入試
出願資格は1浪までで、出身地制限と評定平均の制限がなく、他大学と併願が可能です。推薦入試の1次試験会場は、近畿大学東大阪キャンパスで、大阪狭山キャンパスではありません。1次試験の英語と数学は他学部共通問題で、マークシート方式で解答します。理科は医学部独自問題で物理・化学・生物の3科目から受験時に1科目を選択します。試験時間と配点は、英語・数学・理科が各60分・各100点の300点満点です。
・一般選抜(前期・後期)
1次試験は、英語・数学・理科で、英語は医学部独自問題でマークシート方式、数学は前期が他学部共通問題、後期は医学部独自問題で前期も後期もマークシート方式、理科は医学部独自問題で物理・化学・生物の3科目から受験時に2科目を選択します。試験時間と配点は、英語と数学が各60分・各100点、理科が120分・200点で400点満点です。
・共通テスト利用選抜(前期・中期・後期)
1次試験で共通テストを受験します。出願締切日は前期のみ共通テスト前日ですが、中期と後期は共通テスト後ですので、共通テストの結果を確認した上で出願することが可能です。試験科目は、前期・中期・後期によって異なり、配点は500点満点で中期が400点満点で後期が300点満点です。リーディング160 点、リスニング40点の200点を100点に換算し、国語は、近代以降の文章が出題対象で、110点を100点に換算します。
2024年度の入試区分ごとの1次合格最低点は、推薦入試が74.3%、一般選抜(前期)が62.5%、一般選抜
(後期)が59.3%、共通テスト利用選抜(前期)が82.0%、共通テスト利用選抜(中期)が83.8%、共通テスト利用選抜(後期)が85.3%でした。

2025年度入試 2次試験

2次試験は、6つの試験全てで小論文・面接で、試験会場は全て大阪狭山キャンパスです。小論文は与えられた主題について60分400字で論述する形式です。面接は面接官2名による約10分間の個人面接です。それぞれ点数化はせずに段階評価を行います。

地域枠入試

地域枠入試は、2024年度入試と同様、2025年度入試も一般選抜(前期・後期)で実施します。募集人員は、一般選抜(前期)で、大阪府2名、和歌山県1名、静岡県6名、一般選抜(後期)で静岡県4名です。地域枠入試に出願した場合、一般入試(前期)と併願することは可能ですが、地域枠入試で合格した場合、入学を辞退することはできません。
2024年度の地域枠入試の府県ごとの1次合格最低点は、大阪府52.5%、和歌山県48.8%、静岡県(前期)54.3%、静岡県(後期)48.8%でした。

近畿大学医学部の受験をお考えで詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。


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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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