9/29(月)に金沢医科大学医学部入学センターの方をお招きし、オンラインライブ形式で医学部入試説明会を行いました。大学紹介と2026年度入試概要についてお聞きしました。
金沢医科大学の特色について
金沢医科大学は医学部・看護学部の2学部と大学院を有する新設医学部で、2022年には開学50周年を迎えました。大学へのアクセスはJR大阪駅からJR金沢駅まで約2時間10分、金沢駅から最寄り駅の内灘駅まで電車とバスを乗り継いで約30分です。大学と大学病院の各建物は2階の渡り廊下で繋がっており、天候に左右されずに移動が可能です。金沢医科大学病院と富山県氷見市に金沢医科大学氷見市民病院があります。
建学の精神は、「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」です。「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を建学の精神に掲げています。医学部のアドミッションポリシーは、知的好奇心が旺盛で、学ぶことへの集中力、忍耐力、持続性を備えている人を最も求めています。4,800名以上の卒業生が国内外で活躍しています。
2026年度入試変更点
2026年度入試の主な変更点は、以下の2点です。
①総合型選抜・学校推薦型選抜の1次試験日を1週間前倒し
②一般選抜(前期)の1次試験日を2月に実施
2026年度総合型選抜(AO入試)について
合格したら必ず入学する専願制で、出願資格は現役または令和7年4月1日現在25歳以下の卒業者で出身地制限や評定平均の制限はありませんが、卒業後、金沢医科大学病院または金沢医科大学氷見市民病院もしくは本学が指定する臨床研修指定病院において5年間の臨床研修を行うことを確約できることが出願条件です。
主な出願書類は、推薦書、履歴書及び活動報告書です。推薦書は出願者本人を熟知していれば近親者や高等学校の教員等は問いません。
試験内容は、1次試験が基礎学力テスト(英語、数学ⅠA、物理基礎、化学基礎、生物基礎3科目から受験時に2科目選択の200点満点)と自己推薦書です。基礎学力テストは科目ごとに基準点自己推薦書は以前は出願時の提出書類でしたが、建学の精神及び社会的使命を理解したうえで、それと関連し将来目指す医師像、本学を選んだ理由、在学中の勉学目標、また卒業後本学でどのような臨床研修を5年間行いたいかを、指定する課題を含めて60分800字で記述します。自己推薦書は1次試験合格者が2次試験で判定され、60点満点で点数化されます。2次試験は、個人面接で140点満点です。調査書、推薦書、活動実績書の提出書類とともに医学を学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力、協調性、コミュニケーション力を評価します。
2026年度一般選抜について
一般選抜(前期)1次試験は2日間実施され、2日間とも受験した場合は、各科目の素点の合計点の高い方の日程で判定されます。基準点については前期はありませんが、後期は英語と数学に基準点を設定されます。
2次試験では、小論文とグループ面接が実施されます。グループ面接では「課題」についてグループディスカッションをします。グループ面接は、課題について自分の意見だけを主張するディベートではありません。周りの意見を聞いて理解し、協調性をとりながら自分の意見を述べているかどうかという討論の過程が評価されます。1次試験の合格ラインは約60%ですが、2次試験の合格ラインは70%が目安にして目指したいところです。
金沢医科大学の受験をお考えで詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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