一昨日に関西医科大学医学部の推薦入試の1次試験が行われました。
1次試験では「小論文」と独特な学科試験である「適性能力試験」が課されます。
推薦入試は3つの試験型が同日に行われますが、1次試験の内容は3つの試験型全て共通となります。
試験型は、併願ができる『一般枠学校推薦型選抜試験』と『特色選抜試験』、そして専願の『特別枠学校推薦型選抜試験』から成ります。
今年の推薦の受験者数については大学からの発表がまだありませんが、メディアップ調べで、
およそ以下の通りとなったようです。
・一般枠 187名 (昨年比 -81名)
・特色選抜試験 74名 (昨年比 +1名)
・特別枠(専願) 72名 (昨年比 +28名)
一般枠では大きく受験者が減りましたが、これは難易度が上がっている関西医大に対して受験者が敬遠したというよりは、昨年に比べて入試日同日に多くの国公立医学部・私立医学部で推薦入試が行われた影響も大きかったと考えられます。
一方、専願の特別枠では比較的増えましたが、昨年は比較的受験者数が少ない年であったことの揺り戻しと、今年度から卒後の医療従事義務の要件が緩和されたことによるものでしょう。
1次試験の発表は試験4日後に行われ、2次試験の実施もその週末にあります。
2次試験後の最終の合格者は、特別枠(専願)は募集人員ちょうどの10名となり、また併願ができる一般枠と特色選抜も1次合格止まりの人数が近年増えている傾向がありますので、2次試験に進まれる方はしっかりと「面接」の準備を行ってください。
そして、関西医大からは来年以降の入試について、すでに予告が行われています。
まず次年度の一般入試は2月2日での実施となることが発表されています。
今年は他大学の1次試験の実施がない日程ですが、次年度はおそらく重複がある可能性が高いですので、受験者数もそれに影響されそうです。
そして2点目の予告ですが、再来年以降の推薦の『一般枠学校推薦型選抜試験』について、
受験資格を評定平均値を【4.3以上】に変更すると発表がされています。
現在、必要な評定は3.5でこれは比較的誰でも取りやすい成績ですが、4.3以上となるとこれは国公立の推薦と同等の水準になりますので、大きな引き上げと言えます。
現在の高校1年生のときからの推薦に適用されますので、医学部受験に通用する力をつけるとともに、学校の成績もきちんとキープすることが求められます。一方で、出願ができれば受験者数は従来より減ることも予想されますので、チャンスが広がるかもしれません。
関西医大の受験を検討される方は、是非メディアップにご相談ください。
Medi-UP(メディアップ) 土肥 真輔
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