Q1 大学の講義について教えてください


■講座pickup!
①講座名:国際法(総論)・国際法(対人管轄) 担当:岡田陽平先生自分が所属しているサークル(後述)とも関連して、履修しました。先生のご専門の単元になった瞬間の熱弁具合に圧倒された記憶があります。
②講座名:公共政策 担当:大村華子先生
公共政策では、良い政策を立てるにはどのように課題を発見すべきか、それを踏まえて実際に政策が上手くいっているかを検証します。机上の空論だけで理論が終わらないのが、この授業の魅力です。
③講座名:経済法(日本だと独占禁止法という名前の法律です) 担当:和久井理子先生
前期に和久井先生のゼミを受講していたことがきっかけです。和久井先生は実務経験を積まれてから教授になられた方なので(かなり稀)、実務経験を踏まえたお話をしてくださるのは他の授業にはない魅力だと感じています
Q2思い出の単位について
思い出に残っている単位は「国際法」です。
国際法のテストで80点台前半を取り、A+(80点から認定される最高評価)をもらえたときは嬉しかったです。
でも同じサークル(国際法学研究会、後述)の仲間たちは80点台後半でした。みんな同じように忙しい中で努力していたことを知っていたので、素直に喜ぶことができず、「自分の努力は十分だったのだろうか」と胸の奥が少しチクッとしたのを覚えています。
それでも、仲間の努力と成果を素直に凄いと感じた瞬間でもあり、同時に「仲間と肩を並べて成長したい」と思うきっかけにもなりました。
悔しさと尊敬が同居する、大学生らしい思い出の単位です。
Q3身の周りにいるすごい人物を教えてください。
バイト・サークル・ボランティアなど課外活動もしっかり取り組んでいたのに、3年次卒業を成功させた人
※3年次卒業とは、法科大学院にいくための少し特殊な制度です。通常法科大学院に進学するためには学部に4年間在籍していることが条件になります。
しかし3年次卒業制度では、3年次終了時において優秀な成績で卒業に必要な単位を修得した人につき、学部が特別に卒業を認定します。
さらに法科大学院試験において3年次卒業が認められる人は、筆記試験が免除され、面接試験のみが課されます。
※京都大学法学部のうちの上位数%しかできません。
Q4学食の好きなメニュー上位3つ
1位:ローストチキン(さっぱりした味わい)
2位:フルーツヨーグルト(酸味と甘味のバランス)
3位:天津飯(量が丁度良い)
Q5今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
一番良かったのは、受け身で物事に取り組むことがなくなったことです。
京大では学生が主体となって動く文化があり、サークルでも授業でも「自分で考えて動く」ことが当たり前に求められました。
その環境の中で、待つのではなく自ら提案し行動する力が身につきました。
Q6これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
例年の統計と自分の体感を合わせると
法科大学院進学(周りの友達はここ)→3分の1
国家公務員→4分の1
民間企業・省庁以外の政府系機関への就職(私はここ)→3分の1
その他(法制理論専攻大学院・公共政策大学院・その他大学院への進学、学部在学中に司法試験合格→法曹など)
私は、ルールを作る人と、課題が起きている現場をつなぐ“橋渡し役”のような存在を目指しています。
授業でゲストスピーカーの方々(例:大手企業の法務部など)の話を聞いたとき、「ルールを作る人」と「課題が起きている現場」との間には大きな距離があることを感じました。
そのため、私は民間企業や政府系機関など、法律を社会の安全や公正に変える“実務の現場”で働く道を歩みたいと思っています。
周囲には私とは違って法曹や官僚を目指す仲間も多いですが、方向性が違っても「法で社会をより良くしたい」という想いは共通しています。
そうした環境に刺激を受けながら、私は現場の声をすくい上げ、制度と社会をつなぐ架け橋になれるよう努力していきたいです。
Q7大学生活で打ち込んでいることを教えてください。その活動や魅力について熱く語ってください。
クラブ・サークル:京都大学国際法学研究会・京都大学INC
京都大学国際法学研究会について
国際公法をテーマにした架空の法的紛争を扱う模擬裁判大会に出場しています。京都大学が出場している大会はJapanCup,Asia Cup(事前の書面審査により口頭弁論ラウンドに出場できるかは変わりますが、京大は例年書面審査を突破しています)、人道法模擬裁判大会、Jessup大会、宇宙法大会です。
※使用言語は原則英語ですが、JapanCupと宇宙法大会は日本語の大会です。
※1.2年生を現役生として、3.4年生は指導に回ります。
国際法模擬裁判大会では事前に提出する書面と裁判官役の前で行なう弁論を元に審査されます。
私の役割は、Jessup大会以外の①書面執筆と②弁論練習のマネジメントでした。
この活動の魅力は、「正解のない国際問題」に法的な答えを見出していく知的挑戦にあります。
例えば人道危機や武力紛争など現実の国際社会が抱える問題を題材に、大会で出題される法的紛争が設定されます。各国の利害や正当性ぶつかる中で、国際法上の正当性をどのように定義できるのかを、チーム全員で徹底的に議論します。
仲間と一文一文を練り上げながら、「この一行で裁判官や相手を説得できるか」を真剣に考える時間は、非常に刺激的で、この活動でしか味わえない深い学びでした。
京都大学INC
Intercollege Negotiation Competition(大学間対抗交渉コンペティション)という大会に出場しています。
この大会では国際商事取引法を題材にして、①架空の法的紛争について企業当事者の代理人になって主張を行う「模擬仲裁」と②新規事業を行うために双方で協力する「模擬交渉」を行います。1.2.3年生が現役生となります。
日本語の部か英語の部、またはその両方に出場することができます。
京都大学は日本語の部と英語の部両方に出場しています。
私は英語の部所属で、主に模擬仲裁の大会準備を担当しています。
この活動の魅力は、国際ビジネスの現場を想定した“実践的な法の使い方”を学べることです。
模擬仲裁では、単に条文を当てはめるのではなく、企業の利益を守るために、どの論点を強調し、どの証拠をどう解釈するかを戦略的に考える必要があります。
限られた弁論時間で最も説得力のある主張を組み立て、仲裁人(審査員)を納得させたときの緊張感と達成感はここでしか味わえません。
また模擬交渉では単に法律知識を披露するだけではなく、相手企業の立場を理解しながら、いかに互いの利益を最大化する解決策を見出すかが問われます。
法律の理論を企業の商業活動にどう活かすかを考える中で、私は「法を使って協調と創造を導く力」の面白さが魅力であることを感じています。
Q8自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
京大は「自分の憧れに近づける場所」「自分のやりたいことを、ちゃんとやれる場所」です。
本気で何かに打ち込む人たちがたくさんいて、そんな人たちに出会うことで「自分の憧れややりたいこと」が形になっていくからです。
そのやりたいことは、勿論周りと違ってもいいですし、答えがなくてもいいです。
自分のペースで、自分の興味に正直に向き合える環境が京大にはあります。
その自由さを掴むために、いまの努力を大切にしてください。応援しています。

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