現役合格を果たした強者たちの夏期講習時のタームごとの勉強法になります。ぜひ、夏の学習の参考にしてください!
※夏期講習のカリキュラムは、年度により変更している場合があります。ご了承ください。
【夏期講習の時間割】

【Aタームの勉強法】
はじめに、私は夏休みを「苦手をなくす期間」と捉えて、苦手科目の数学と化学を重点的に演習し、他の科目も苦手範囲をつぶしていくように勉強しました。Aタームはまだ学校があり、また研伸館の講座もなかったため、研伸館の先生と、この夏にどんな勉強をすればよいかを細部まで相談して決めました。
この時点までは「夏休みで成績が伸びる」という謎の自信がありましたが、先生と話し合って具体的な課題の量を決めたことで、「この分野の成績がこのくらい伸びる」というように根拠をもつことができるようになりました。
具体的には、たとえば数学では演習プリント(京大阪大・医学部理系数学の練習問題)を100問程度もらって解いたり、『50の定石』(研伸館)を3周したりすることを決めました。
この期間はライバルたちのことは考えずに、自分のペースで無理がないかを考えていました。
【Bタームの勉強法】
Bタームでは得意科目の英語と、苦手科目の国語の講座を受講しました。1学期が終わって周囲が勉強モードになる中で、落ち着いて自身の得意・不得意を見つめ直す期間にしました。5月の共通テスト模試で120/200点だった国語の振り返りをして、古文・漢文の読解を見直すという目的で「高3共通テスト古文漢文α」を受講しました。
今までの定期テストでは、単語を覚えれば、読解は何となくで解くことができていましたが、共通テストでは演習量が多いので、同じ方法では点数を落としてしまいます。そのため、中村祐介先生の「問題文の要約を自分で作りながら読み進める」という授業形式はとても参考になりました。
英語は1年生の頃からとっている授業を継続してとりました。英語は継続して勉強していないとどんどん点数がおちていってしまうので、たとえ得意科目であっても勉強することが大切だと思います。
【Ⅽタームの勉強法】
Cタームは苦手な数学と化学があったため、ほぼこの2教科の勉強しかしていませんでした。数学では、定番の図形問題に対して、どんなアプローチが考えられるかを、たくさんの別解を提示して教えていただけるため、それ以降での模試の成績が上がるきっかけになりました。受験本番では、最初に考えた解法で解き進めるうちに、どうしても解けなくなってしまうこと(計算が煩雑すぎる、ある箇所の数値が絶対に出ないなど)が頻発します。そんな時にすぐ別の解法に移ることができるのかが合否を左右します。受験本番で後悔しないようにするためにも、夏頃から様々な解法に触れておくことで他の受験生と差がつくはずです。
【Dタームの勉強法】
私は公立高校に通っていたため、夏時点では化学の高分子を全く勉強していませんでした。「高3京大阪大・医学部化学[高分子]」はほぼ予習が必要なく、初学者向けなので、授業前日に教科書を見ておくだけで授業に参加できるのでとても受講しやすかったです。高分子は単語を覚えておくだけで点を取れる部分が大きいので、暗記すべき箇所と典型問題をしっかり押さえるという意味で、中高一貫校の生徒でも役に立つはずです。
このタームは学校の補講もあったので、基本的には午前中は学校、昼から夜まで研伸館というルーティーンを作って勉強しました。
【Eタームの勉強法】
午前中に学校の補講があったので、朝は早起きすることができていました。友人の中には、このあたりの時期から朝に早起きすることができなくなり、その分を深夜に勉強する人が出てきました。深夜に勉強しても、あまり頭に定着しないのでお勧めしません。
勉強関係で心配なことはすぐに先生方に相談すべきです。一人で抱え込んでいると、夜に寝られなくなってしまい、スマホを見たりして結果的に生活リズムが崩れてしまいます。
8月の中盤で、気が緩んでしまいがちな時期ですが、毎日早起きすることで強制的に勉強するようになります。早朝に演習問題を解くと、達成感と優越感に浸ることができるのでお勧めです。
【Fタームの勉強法】
Dタームで勉強した高分子の自学が一通り終わったので、Fタームの時期から『化学重要問題集』の高分子範囲の演習を始めました。この時期まであまり勉強していなかった生物や政経も、少しずつ演習量を増やしました。生物は『生物重要問題集』を1周、政経は『赤本プラス』を解いていました。
私が受験生の時は、研伸館に生物の先生がいなかったので、学校の生物の先生に相談するようにしていました。受験レベルになると学校の生物の教科書には載っていない箇所も多くあるので、『大森徹の最強講義126』を使っていました。
政経は学校で配布される参考書と資料集を暗記していました。政経は点数は取りやすいものの、9割以上の高得点を取るのが難しいので、苦手科目の勉強の合間などに資料集を眺めて年表や判決事例を覚えておくことで、夏明けの模試で伸びると思います。
【Gタームの勉強法】
夏の最後の1週間は、過去問に取り組みました。直近1年の過去問を解いて、あとどのくらい合格まで足りていないかを確認しました。自己採点をしたうえで研伸館の先生にも採点していただき、自分の認識と、採点官の認識を合わせる練習もしました。数学では1題しか完答できず、まだまだ実力不足を実感しました。
対照的に化学や生物では、ほとんどの問題に解答できていたので自信になりました。過去問を解きすぎると、直前期の演習ができなくなってしまうので、残りの時間は、岡山大学とある程度傾向が似ている大学の過去問を教科ごとに解きました。
たとえば化学では神戸大学の問題が似ているので、練習として2年分を解きました。
また、夏休みを通して化学と生物は『生物重要問題集』を1周しました。1周やりきったという経験が、秋以降の模試を受ける際のモチベーションになりました。
【夏休みに学習した各科目の時間の割合】

【高3夏期取得した講座の中でイチオシの講座!】
講座名:高3京阪・医学部理系数学演習(川﨑先生)イチオシ的コメント:毎回演習の結果がランキング形式で掲示されるので、自分の努力の結果が如実に表れます。上位の生徒は名前が載る(他の生徒は生徒番号しか載らない)ので、名前が載っているとすごくモチベーションが上がります。
また、自分では完璧に書けたと思っていた論理でも、同値性が崩れていたり、範囲の端を考えていなかったりと、先生に指摘されて初めて気づく点が多くありました。別解なども教えてもらえるので、演習力が目に見えて身につきます。
【ひと夏のおもひで】
夏休み中、シャーペンを使わずにボールペンで記述して、使い終わったボールペンの芯を集めて金魚鉢に貯めていました。夏休み最終日の8月31日に数えた時、21本ありました。まとめて捨てた時の達成感は忘れられません。学力は相対評価なので、自身がどれだけ勉強したかを可視化できるとモチベーションを高く保って勉強できるようになると思います。
【高2夏期取得した講座の中でイチオシの講座!】
講座名:高2京大阪大への数学演習(松本先生)イチオシ的コメント:数学の演習を受けるのが初めてだったため、時間配分や解答用紙の使い方に苦労しました。
今までは無造作に記述していましたが、松本先生と相談して、解答用紙を縦に二分割して、細かく改行するように変えました。これにより、論理展開を細かく追えるようになり、見直しをスムーズに行えるようになりました。
高2英語特別選抜[前編/読解] :今村 朗先生
高2京大阪大への数学演習 :松本 孝昭先生
高2数学選抜[ⅠAⅡBC] :松本 孝昭先生
【高2の夏にやっておくべきこと】
医学部を目指すのであれば、2年の頃から模試を受験することを強くお勧めします。特に地方国公立大学の医学部を受験する場合は、各学校に対応した模試がない場合もあるので、場数を踏まないまま受験本番を迎えてしまうことも少なくありません。
長時間集中して問題演習を行う練習として、また緊張に負けずに点を稼ぐ練習として、どんな模試でもいいので受験してみてください。
私は高3になるまでまったく共通テストを解いたことがなく、共通テストに対して漠然とした不安をかかえていたので、共テ模試を受けるのもお勧めです。
【高1夏期取得した講座の中でイチオシの講座!】
講座名:高1英語特選(今村先生)イチオシ的コメント:この授業では、英語力より教養が求められます。今村先生からは、政治、科学、宗教に関する様々な話を、英文解説を通じて教わりました。
教養を積むことで、読解問題を解く際に次の展開を予想できるようになったり、専門用語を注釈なしで読んだりできるようになるので、受験において英語を武器にしたい方はぜひ受講してみてください。
高1英語特選[180分×5]:今村 朗先生
【高1の夏にやっておくべきこと】
高1の夏にオープンキャンパスに行く人が多いかと思いますが、岡山大学医学部のオープンキャンパスは、狭いキャンパスを歩いたり、教授の陳腐な話を聞いたりするだけで、まったく参考になりません。岡山観光をする方がよっぽどためになります。私は1年生の夏にシンガポールにホームステイをしました。自身の英語がまったく通じない環境で1週間過ごすことで、未知の環境に臆せず、自分から話しかける力が身につきました。ぜひ自分にしかできない経験を積んで、受験までに強くなってほしいです。
[クラブとの両立方法]
私は男子バスケットボール部に所属していました。練習は週6日(各3~4時間)でとてもハードでした。家に帰って勉強しようと思っても、すぐに寝落ちしてしまい、定期テスト直前に徹夜で勉強してしまうことも多々ありました。結果的に苦手科目の数学の勉強がおろそかになり、1年生3学期の微積のテストで15点/100点を取ってしまいました。これを機に、部活終わりの夜ではなく、早起きして早朝に勉強する習慣をつけました。
毎日1時間だけでも、集中して行うことで少しずつ積み残しをなくすことができるようになり、引退後にすぐ演習に取り掛かることができました。
本記事は研伸館が発行しています。


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