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2024関西4私立医大合同入試説明会を行いました(大阪医科薬科大学)


 9/8(日)に関西の4つの私立大学医学部(大阪医科薬科大学関西医科大学近畿大学兵庫医科大学(五十音順))が一堂に会し、Medi-UP(メディアップ)上本町校にて合同入試説明会を行いました。多くの生徒・保護者にご参加いただき、各大学からの話に熱心に耳を傾けておられました。
 今回は、大阪医科薬科大学アドミッションセンターの方にご説明いただいた内容を一部ご紹介します。











大阪医科薬科大学の特色について



 大阪医科薬科大学の歴史についてですが、1904年に設立した大阪薬科大学と1927年に設立した大阪医科大学(旧大阪高等医学専門学校)が2016年に法人合併し同じ学校法人となりました。2021年には大学統合し、大阪医科薬科大学と校名変更し、医学部・看護学部・薬学部の3学部を擁する医療系総合大学となりました。医学部がある本部キャンパスは大阪府高槻市に所在し、非常に利便性が高い立地です。  本部キャンパス中央には大学病院新本館であるA棟とB棟があり、A棟が2022年7月に開院、2025年にはB棟が完成予定で、臨床実習の場としても利用されることになります。  2016年に開設された中央手術棟では手術支援ロボットであるダヴィンチを導入しており、年間12,000件以上もの手術や様々な症状の治療を通して教育現場にも還元されています。  2018年に開設された関西BNCT共同医療センターでは、ホウ素中性子捕捉療法と呼ばれるホウ素薬剤だけを取り込んだがん細胞だけを死滅させ、正常な細胞にはほとんどダメージを与えないという最新のがん治療に力を入れています。
 
入学後すぐに行われる医学部・薬学部・看護学部の3学部合同の合宿では、多職種連携教育の実践としてそれぞれの医療職を学び、将来携わるチーム医療の考え方を身につけます。  国家試験対策のサポート体制も充実しています。8時~23時まで利用可能な自習室を完備し、マンツーマンでのメンター制度も行っています。第118回の医師国家試験の新卒の合格率は97.3%でした。



2025年度入試変更点と学校推薦型選抜・総合型選抜



 2025年度入試変更点は大きく3点あります。1点目は、学校推薦型選抜(指定校制)の募集人員を4名(昨年は2名)に、一般選抜(前期)の募集人員を66名(昨年は68名)に変更します。2点目は、一般選抜(後期)の小論文を2次試験で実施します。(一般選抜(前期)は従来通り1次試験で実施)3点目は、新課程入試では新課程・旧課程それぞれに対応可能な出題となるため、新課程入試への旧課程履修者への特別な経過措置はありませんので、従来通りの対策で対応可能です。
 学校推薦型選抜(専願制)は、現役生が対象で評定平均4.0以上、出願初日の11月1日現在で有効期限を満たす英語資格のスコア・検定試験の級を取得していることが出願要件で、合格すれば必ず入学します。英検であれば、スコア1,980以上あることでそれ以上のスコアがあることによる優遇はありません。試験科目は、数学・理科の基礎学力試験、小論文と面接です。数学は一般選抜と同じ範囲で、理科は試験会場で2科目を選択します。小論文と出願時に提出した調査書と志望理由書は面接の資料として活用します。
 総合型選抜(至誠仁術入試「併願制」)は、1浪生までが対象で評定平均の制限はなく、他大学と併願が可能です。試験科目は、1次試験が大学入学共通テスト(英R・英語L・数学ⅠⅡⅢABC・理科2科目・国語(近代以降の文章のみ)の700点満点)で、2次試験は、小論文と面接です。1次試験の合格基準は概ね得点率80%で、共通テストの平均点が年度により変動するため「概ね」となっています。2次試験の面接では、小論文の記入内容や出願書類である活動報告書、志願者評価書を参考資料として用います。活動報告書には、これまでの活動経験を行った理由、活動を通して得た結果や学んだことについて記入します。志願者評価書には、志願者をよく把握する第三者の方2名に作成してもらいます。うち1名は活動報告書に書いた活動の結びつきが特に深い方で、客観的な評価をもらうことがポイントです。



一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜



 一般選抜(前期・後期)は、1次試験の英語・数学・理科2科目の学力試験で、合計点の高い順に出します。2次試験(小論文・面接)は段階評価で、医師としての適性を欠くと判断された者を除いて、正規合格者を出します。一般選抜(前期)のみ全国で唯一1次合格発表日に繰り上げ合格候補者を出しますが、1次合格者とは別に繰り上げ合格候補者対象の2次試験(小論文・面接)を2025年3月3日(月)に行います。欠員が出ると繰り上げ合格候補者対象の2次試験受験者の中から1次試験の成績順に繰り上げ合格者を決定します。1次試験での学力試験で1点でも多くの点数を出すことがポイントで正規合格ラインは年によって変動はありますが概ね65%とみていいでしょう。



 大学入学共通テストは、1次試験(大学入学共通テスト)→2次試験(小論文・面接)で、共通テスト利用選抜合格者の得点率は約88%程度が目安で、かなり高得点の争いとなります。



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大阪市と兵庫県西宮市、京都市に開校している医系受験専門指導 Medi-UP(メディアップ)。医学部に合格したい!そんな声に応えるため、専門スタッフが一人ひとりの志望校や状況に応じた学習法などきめ細かな対策を講じます。優れた学習環境と万全のサポート体制で、個別指導授業に加え、少人数クラス授業を開講し、全てのレベルに対応します。

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