新学期が始まり新たな気持ちで日々の学習に取り組んでいるのではないでしょうか。1年前はこの時期に「予習のすすめ」について書きましたが、今回は「復習の方法」について書いてみます。通常の学習サイクルは「(予習)→(授業)→(復習)」になると思いますが、この中で最も重要なのが復習です。復習の仕方を変えるだけで学習効率が何倍にもなります。
(物理担当 有森拓也 講師)
まず普段の復習の方法を思い浮かべてみましょう。まず授業で扱った内容を、ノートなどを見ながら思い出し、授業で扱った問題や出された課題を解いてみる。こんな感じでしょうか。何も間違っていないし、至ってシンプルな王道の学習法です。ただ、これでは授業内容を十分に吸収することが難しいと思います。
そこでお薦めする復習の方法が、「授業のコピー」です。講師が話した内容を完全コピーするつもりで再現してみましょう。口調等までまねるのもいいですね。もちろん授業のすべてを再現する必要はなく(できるならやってみましょう)、授業の中で特に重要なもの、新規の内容だけでも構いません。この再現を行うと授業で講師が本当に伝えた方ものが自然と頭の中に入ってきます。また、セリフを自分で再現することで耳からも刺激を受けます。相乗効果で理解度、定着度がアップするという仕組みです。
要は講師の立場になればよいということです。実際、ほとんどの講師が実感としてもっていると思うのですが、授業を受けるよりも授業をする方が、格段に学力がつきます。ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。
Medi-UP講師 物理科
有森 拓也
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