3月10日の大阪医科薬科大学後期入試をもって、2023年度の私立医学部入試はすべて終了しました。
以前、「私立医学部受験校の決め方」でお話ししたように、ほとんどの受験生は複数の大学を併願し、多い人では10大学以上受けることになります。そうなると当然の話ですが、力のある人は複数の大学に合格しますので、手続きをしなかった大学は入学辞退となり繰り上げ合格が発生します。
繰り上げ合格は、志望順位の高い大学の合格発表があった場合に志望順位の低い大学を辞退するので、国公立医学部の合格発表も私立医学部の繰り上げ合格に影響を及ぼします。私立の上位大学は国公立との併願者が多いことが理由です。
最近は繰り上げ順位を発表する大学が多くなっているため、自分に繰り上げ合格がまわってくるかを予想しやすくなりました。ネット上には〇〇大学の繰り上げが何番まで回っているという情報が流れていますので、繰り上げを待っている場合は検索してみるのもいいでしょう。Medi-UPでも公式Twitterアカウント(@Medi_up)で内部生の繰り上げ情報を発信していますので、よろしければご確認ください。
なお、この繰り上げ合格ですが、入学辞退の申し込み締切期日が3月31日であることから、4月に入ってからも動くことがあります。繰り上げ合格の連絡は早い時期は郵送になりますが、3月の終わりになると電話での連絡が多くなります。ほとんどの方が出願書類に本人と保護者の携帯電話番号を書いていると思いますが、繰り上げの可能性がある場合はこの時期はいつでも電話に出られるようにしておきましょう。電話に出られなかった場合でも基本的にどの大学も「出なかったから次の人にまわす」ことはしないようですが、連絡は確実につくようにしておきたいものです。
Medi-UP 森 憲
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