10/26(水)に国際医療福祉大学医学部の入試担当の方をお招きし、オンライン・ライブ中継形式で医学部入試説明会を行いました。
今回の説明会でお話いただいた内容を一部ご紹介させていただきます。
国際医療福祉大学の特色について
国際医療福祉大学は、2017年4月に千葉県成田市に開設された国内で一番若い医学部です。2022年には1期生が6年生となり、2023年には初めての医師国家試験の結果にも注目が集まっています。キャンパスは、成田空港に近く、京成本線公津の杜駅から徒歩1分のところに成田キャンパスがあります。新型コロナウイルスが国内で急速に拡大していた2020年に国際医療福祉大学成田病院を開設しました。
1年次から2年次の医学科目の授業をすべて英語で行います。米国医師国家試験(USMLE)にも対応できる英語力を学修環境と、病院の国際化に対応した高いコミュニケーション能力をもち、国内だけではなく、海外で活躍できる医師を養成します。
7人に1人の割合で在籍する留学生(医学部定員140名中20名)の日本語修得と臨床実習前に実施するCBT、OSCEが日本語で実施することを念頭に置き、3年次の医学科目は日本語で行います。
4年次の臨床実習は、成田病院を含む6つの大学病院や栃木・東京・九州の3つのエリアのうち2つのエリアを半年ずつ回って実習に参加します。
6年次には合計10週間(うち4週間はアジア・欧米での海外臨床実習、6週間は海外に残るか成田病院での実習)の海外での臨床実習に参加し、医師国家試験に臨みます。
医学部特待奨学生Sを新設
2023年度より、一般選抜で正規合格した上位20名を対象に「医学部特待生S」を新設します。6年間の学生納付金1,700万円と入学金150万円が免除され、6年間の学費総額は0円となり、希望者は寮費無料で入寮可能となります(教材費、教育後援会費、学生寮食事代などは別途掛かります)。従来の特待奨学生は、「医学部特待生A」と名称が変わり、免除内容は昨年と同様です。一般選抜で正規合格した上位21位~45位と共通テスト利用選抜で正規合格した上位5名が対象であること、入学金150万円と6年間の学生納付金1,400万円の合計1,550万円が免除され、6年間学費総額が300万円となります。
なお、繰り上げ合格者は特待奨学生対象外です。
一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜
2023年度入試も去年と同様に一般選抜(募集人員105名)と大学入学共通テスト利用選抜(募集人員15名)を選抜します。過去2年間の正規合格者の1次合格平均点は、一般選抜は2021年度が77.5%、2022年度が69.6%でした。大学入学共通テスト利用選抜は2021年度が88.7%、2022年度が82.1%でした。一般選抜は7割の得点率を目安にしてほしいということでした。
小論文は1次試験で行い、2次試験で合格判定されます。時事的なテーマ式についての出題で過去2年間の出題テーマは、2022年度はAIが医学・医療に与える影響について、2021年度は新型コロナウイルス対策の評価についてでした。
2次試験は面接官3人の個人面接を2回実施します。希望者には一部英語による面接を行いますが、英語面接を選択することによる有利・不利はありません。
1回目の面接では、出願時に提出した志願理由書と活動実績報告書からの面接、2回目の面接では、社会問題や医療問題をテーマにした面接を行います。アドミッションポリシーに書かれている、受験生のコミュニケーション能力、自ら積極的に学ぶ意欲、幅広い教養と広い視野があるかを評価します。
2022年度入学者の高校卒業年別入学者割合は、現役が47.9%、1浪が28.2%、2浪以上が23.9%と現役がやや多い年となっていますが、概ね例年通りの構成となっています。
国際医療福祉大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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