今年もいよいよ医学部受験は推薦入試の時期を迎えます。
多くの私立大学医学部が「専願制」で推薦型選抜や総合型選抜を行っていますが、中には「併願制」の入試を行っている大学があります。
【併願制の推薦・総合型選抜を行っている大学】
・東海大学医学部 : 希望の星育成
・藤田医科大学 : ふじた未来入試(高3枠)
・近畿大学医学部 : 推薦入試(一般公募)
・関西医科大学 : 推薦型選抜(一般枠/特色選抜)
・大阪医科薬科大学: 至誠仁術入試(併願制)
「併願制」は文字通り他の大学と併願でき、国公立大学など志望順位の高い他大学にさらに合格した場合、そちらに進学することが出来ます。入試倍率や難易度は高くなりがちですが、「専願制」と違い辞退できるので(大学は辞退されることをある程度見込むので)募集人員よりも多くの合格者を出す傾向があります。
今回は、「東海大:希望の星育成」について、少し詳しく見てみましょう。
東海大:総合型選抜『希望の星育成』
今年はまもなく、10/23(日)に1次選考が行われます。
評定平均3.8以上の現役生のみが受験できます。昨年の入試では募集人員10名に対して出願者は98名、最終合格者は24名で、倍率は4.1倍でした。
出願時に『志望理由書』『人物評価書』などの書類を提出したうえで、1次選考は小論文とオブザベーション評価、面接が課されます。1次合格者には2次選考として共通テスト(英語、数学、理科2科)が課され、最終の合否が出ます。
合格者のうち成績上位2名だけに1,200万円の奨学金が貸与されますが、昨年、Medi-UP から受験した生徒が、見事にその貸与生となりました。
1次選考では、あまり他の入試では実施されていない「オブザベーション評価」に目が行きがちですが、この入試枠の性質上、『提出書類』と『面接』も非常に重要だと考えられます。
実際、合格して奨学金の貸与生となった生徒は、面接を見据えて志望理由書に“自分の思い描く理想の医師像”と“東海大学医学部の特色・独自性”をしっかりと重ね合わせ、また面接の準備も十分にできていました。
また2次選考の共通テストは、昨年は数学が難化したこともあり、おおよそ70%前後が合格ライン(Medi-UP調べ)でした。以前のセンター試験のときは80%と明記されていたこともあった合格ラインですが、今後も共通テストの難易度によって影響を受けそうです。
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Medi-UP 土肥 真輔
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