昨年の9月から始まった2021年度私立医学部入試も本日3/19(金)13:00発表の大阪医科薬科大学一般選抜後期の2次合格者と繰上合格候補者発表で一つの区切りとなりました。国公立大学医学部入試についても、一般選抜前期日程の入学手続締切日が過ぎ、一般選抜後期日程と追試験の合格発表を残すこととなりました。
繰上合格の状況を大学ホームページで公表している私立医学部
私立医学部一般選抜や共通利用選抜などを受験された方の中には、補欠からの繰り上げ合格の吉報をいまかいまかと待ちわびておられるかもしれません。
私立医学部の入試制度は、学校推薦型選抜(旧 公募推薦入試)、総合型選抜(旧 AO入試)、一般選抜(旧 一般入試)、共通利用選抜(旧 センター利用入試)などといった入試制度があり、それらの入試制度の大枠はどの大学にも共通していますが、1つ1つの入試制度をひもとくと、大学によって中身やシステムが異なることはよくあります。
そのシステムの中でも特に気になる筆頭に上がるのが補欠(繰り上げ合格候補)からの繰上合格の制度でしょう。
近年は学生募集要項に補欠や繰上合格についての説明が明記されるようになってきたものの、まだまだ未知の部分が多いのが現状です。
入試が終了する度に大学が発表する入試結果を見ても、志願者数、受験者数、正規合格者数はほとんどの大学が公表しているものの、補欠者数や繰上合格者数がそれぞれ何人であるのかをすべての大学が公表していないのが現状です。
また、補欠になったものの繰上合格の状況がどうなっているのかを知る術がないのが現状でしょう。私立医学部一般選抜の受験では一般的に複数の大学を受験する場合が多いです。例えば、A大学に合格しても、意中のB大学で補欠だった場合、A大学の入学手続をどのタイミングまでに行えばよいのか、何を頼りにしてよいのかが分からないかもしれません。
しかし、近年2次試験合格発表の正規合格者の入学手続締切日以降に、2次試験で補欠者(繰り上げ合格候補者)となった方の繰り上げ合格の状況を大学のホームページで公表する私立医学部が少しずつ増えてきています。
2021年度では、2021年4月に大阪医科大学と大阪薬科大学が統合する「大阪医科薬科大学」が本日、3/19(金)に医学部一般選抜(前期)の繰上合格状況を初めて公表されることとなりました。このように大学による繰上合格状況の公表は、大変貴重な情報源となります。
それでは最後に、以下に3月19日(金)現在判明している、2021年度(令和3年度)繰上合格状況を公表している私立大学医学部をまとめてお伝えします。
■2021年度(令和3年度)繰上合格状況を公表している私立大学医学部
■大阪医科大学
■藤田医科大学
■愛知医科大学
■金沢医科大学
■東京医科大学
■慶應義塾大学
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