前回のブログでは、後期日程を廃止した大学についてお伝えしました。
今回は、2021年度国公立医学部 第1段階選抜の実施方法を変更した大学についてお伝えします。
2021年度一般選抜で2段階選抜を新たに導入する大学は、鳥取大学です。第1段階選抜の基準は、900点満点中600点以上です。
下の表は、2021年度一般選抜において、第1段階選抜を変更した大学になります。
大学名・日程 |
2020年度 |
2021年度 |
旭川・前期 |
10倍 |
5倍⤵ |
旭川・後期 |
10倍 |
5倍⤵ |
信州・前期 |
5倍 |
4倍⤵ |
名古屋・後期 |
共通テスト720点以上 |
12倍⤴ |
京都・前期 |
共通テスト約3倍かつ 630点以上 |
約3倍 |
神戸・前期 |
共通テスト650点以上 |
約3倍 |
香川・前期 |
約5倍 |
約4倍⤵ |
横浜市立・前期 |
約3倍 |
約3倍かつ総合計点1000点満点中750点以上 |
名古屋市立・前期 |
総合計点500点中の 375点以上 |
総合計点550点中の概ね 73%以上 |
京都府立医科・前期 |
約4倍 |
約3倍⤵ |
旭川医科大学は、前期・後期ともに10倍から5倍に、京都や神戸は、共通テストでの足切り点をなくし、約3倍に変更しています。
後期日程を廃止し、募集人員を20名増やした香川大学は約4倍。名古屋市立大学については、共通テストの総得点を大学が設定した傾斜配点の総合計点550点中の概ね75%と当初発表されましたが、1月20日(水)付で、総配点550点中の400点以上(概ね73%以上)の者を合格とすると発表されました。
京都府立医科大学は、約4倍から約3倍になります。
1月25日(月)~2月5日(金)が一般選抜の出願受付期間となっています。出願先を決めるにあたっては、自己採点集計結果で判明した志望校判定や志願者指数を真っ先に見てしまいがちです。医学部医学科の出願校選びは、募集人員の変更、第1段階選抜実施方法の変更などさまざまな要因を元に絞り込んでいくと思います。
次回のブログでは、大学入学共通テスト科目・配点に変更がある大学についてお伝えします。
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