今回は兵庫医科大学の2021年度入試変更点についてです。
大きな変更点としまして、3点あります。
◎紙の出願を廃止し、インターネット出願に移行
◎一般選抜Bの出願条件に英検S-CBT、英検S-インタビューも対象に
◎学校推薦型選抜の理科の出題範囲が一部除外
変更前(2020年度入試) |
変更後(2021年度入試) |
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出願方法 |
紙での出願 |
インターネット出願に |
一般B 出願時英語資格 |
英検CBTを含む |
英検CBT、英検S-CBT、 英検S-Interviewを含む |
学校推薦型選抜 理科 出題範囲 |
物理基礎・物理 (全範囲) |
物理基礎(全範囲)・物理(「電気と磁気」、「原子」を除く) |
物理基礎・物理 (全範囲) |
化学基礎(全範囲)・化学(「有機化合物の性質と利用」、「高分子化合物の性質と利用」を除く) |
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物理基礎・物理 (全範囲) |
生物基礎(全範囲)・生物(「生態と環境」、「生物の進化と系統」を除く) |
(1)紙の出願を廃止し、インターネット出願に移行
1点目は、紙の出願を廃止し、インターネット出願に移行することです。2021年度入試よりネット出願に移行する大学は他に昭和大学があります。
現在も紙媒体を使った出願受付対応をしている大学は、岩手、自治医、女子医、日医、慈恵会の5校です。
(2)一般選抜Bの出願条件に英検S-CBT、英検S-インタビューも対象に
2点目は、一般選抜Bの出願条件である英語資格の中に英検S-CBT、英検S-インタビューも対象に加わりました。また、英検の資格取得からの有効期限は通例2年間ですが、2017年4月以降に取得した資格が有効となっています。
(3)学校推薦型選抜の理科の出題範囲が一部除外
3点目は、新型コロナウイルス感染症に症拡大に伴う特例措置の一環として学校推薦型選抜の理科の出題範囲が上記の表のように一部除外されるという点です。
しかしながら、一般選抜においては、物理・化学・生物ともに現状全範囲が出題対象となっています。兵庫医科大学のホームページには、2020年7月31日付で「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う 2021 年度入学試験における対応について」発表していますが、3 年生で学習することの多い科目での「発展的な学習内容」に関しては設問の割合、内容等に工夫をし特定の志願者に不利にならないよう配慮する、と明記されています。
また、一般選抜の追試験の詳細についても今後ホームページ等で発表されるものと思われますので最新の情報を入手するようにしましょう。
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