難関大突破に必要な学力を試す問題やその解答・解説などを配信していきます。
研伸館で理科を担当している森上総です。
ご縁があり,『入試問題で味わう 東大化学』(オーム社)の共著者として執筆に携わりました。
そのため弊社でも同様の記事を書くように依頼されました。
以上の経緯は,前の記事“『東大化学 25』固相ペプチド合成法 2025年 第 3 問”(https://up-edu.com/blog/2025/10/10/tsuwamono-way_column251010)にて書いた通りです。
『入試問題で味わう 東大化学』では,2017 年に出題された「都市鉱山からの金属の回収」についての問題を紹介し,解説しました。
廃棄された電子機器にはレアアースやレアメタルなど,入手が困難な金属が含まれています。
このような廃棄物からも貴重な金属が得られるので,廃棄物を鉱山に見立てて「都市鉱山」と呼びます。
このような金属資源の回収に関する問題が,2024 年の東京大学の問題でも出題されていました。
テーマこそ同じですが,出題内容は当然異なるものでした。
2017 年の出題では,金属イオンの混合溶液から,金属イオンを含む塩を段階的に沈殿させて分離する方法が扱われていました。
2024 年ではイオン化傾向が小さく,あまりイオンになりにくい銀や金の単体を分離する方法です。詳しく見ていきましょう。

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