私立医学部一般選抜しか受験しない場合でも大学入学共通テストへの出願が必要なケースあり！

今回はタイトルが長くなりましたが大切なことをお伝えします。
私立医学部一般選抜しか受験しない場合でも大学入学共通テストへの出願が必要なケースがある、ということです。

特に私立医学部一般選抜しか受験しない高卒生の方は特に以下をご注目いただければと思います。

◎コロナウイルス感染症で私立医学部一般選抜を欠席した場合

◎福岡大学　コロナ感染症に伴う入試対応

◎東京医科大学　コロナ感染症に伴う入試対応

◎令和３年度大学入学共通テストの出願期間は9月28日（月）～10月8日（木）

• （1）コロナウイルス感染症で私立医学部一般選抜を欠席した場合
• （2）福岡大学　コロナ感染症に伴う入試対応
• （3）東京医科大学の場合
• （4）令和３年度大学入学共通テストの出願期間は9月28日（月）～10月8日（木）

（1）コロナウイルス感染症で私立医学部一般選抜を欠席した場合

 入試シーズンが本格化する１月以降に受験生が新型コロナウイルス感染症に罹患した等の入試対応については、このブログ執筆時点では既に募集要項の中で明記している大学もあれば、ホームページ上に概要を公表している大学、今後ホームページの発表に注意する呼びかけをしている大学があり、対応はさまざまです。

私立医学部の入試区分は、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜に大きく大別されます。

コロナウイルス感染症罹患により一般選抜を受験できない場合、大学入学共通テストの成績を１次試験の合否判定に用いる私立医学部があります。現在これに該当する大学が２大学ありまして、福岡大学と東京医科大学です。

（2）福岡大学　コロナ感染症に伴う入試対応

福岡大学は、新型コロナウイルスに罹患又は罹患しているおそれがあり、一般選抜第1次試験を受験できなかった者には共通テスト利用型（Ⅲ期）を受験します。第１日程と第２日程のいずれかを受験します。大学入学共通テストの成績が１次試験の合否判定資料となります。共通テスト利用型（Ⅲ期）は、共通利用テスト選抜のことを表しますので、福岡大学を志望する場合は、一般選抜と共通テスト利用型（Ⅲ期）の併願を検討することが想定されます。

（3）東京医科大学の場合

続いてこちらは東京医科大学です。

受験生本人がコロナウイルスに感染、または濃厚接触者であるとして2月6日(土)の１次試験を欠席した場合、大学入学共通テストの成績をもって１次試験の合否を判定します。

また、2月13日(土)の２次試験日をコロナウイルスで欠席した場合は、3月6日(土)の２次試験を受験します。東京医科大学を志望する場合は、福岡大学と同様に一般選抜と共通テスト利用選抜の併願を検討することが想定されます。

（4）令和３年度大学入学共通テストの出願期間は9月28日（月）～10月8日（木）

福岡大学や東京医科大学のように例年一般選抜を１回しか実施しない大学の中には、大学入学共通テストの成績をもって１次試験に替える対応をとっています。9月28日から共通テストの出願期間が始まりますので、私立医学部一般選抜を軸に受験校を考えている場合で万一コロナウイルスに感染した場合を想定すると、大学入学共通テストの受験が必須になります。令和３年度大学入学共通テストの出願期間は9月28日（月）からです。