コロナが明け、受験者数は3年連続730人台の入試となった。
地域別の志願者数の変化を見ると、東京・神奈川・埼玉は合わせて8人減少、大阪・兵庫は合わせて11人増加した。
また、合格者数が2桁の都道府県で、志願者数に占める合格者数の割合を昨年と比べると、京都が約21%減少しているが、その他は±2.5%の範囲内に落ち着いた。
合格者平均点は、国語は両日合わせて10点近く低かった。v算数は2日合計で見るとほとんど変化はないが、1日目と2日目で難度に開きがあった。
理科はここ数年上昇傾向にあり、今年は81点を記録した。
読解に表が加わった国語、実力差がはっきり表れる算数、枚数が増え読解力が必要な理科など、求められる力が多岐にわたる入試であった。
灘中学校
算数の出題傾向・対策

大問数は1日目が12題、2日目が5題と例年通りの形式であった。
平均点から難易度を見ると、1日目は受験者平均点が9点近く下がり、難化したといえる。
一方で、2日目は合格者平均点が、ここ数年で最も高い79.9点を記録し、易化したといえる。
両日とも、受験生にとって難しいと感じる問題は共通しており、他をミスなくどこまで得点できたかが合否の分かれ目であったと感じる。
1日目は、覆面算や展開図といった灘らしい問題も健在であったが、2025をモチーフにした問題も出題された。
速さの出題は無かったが、数と図形に重きを置いた出題内容であった。
2日目は、速さとグラフ、作図必須の平面と立体図形、試行錯誤を要する数の問題が出題された。中でも差がついた数の問題は、誘導にのりながら慎重に解きすすめると、最後の問いにつながる内容であった。
過去問を中心とした演習で問題の傾向を抑えることはもちろん、正確無比な処理力と答案作成能力を日頃から鍛えておきたい。
灘中学校
国語の出題傾向・対策

1日目…語句問題を中心とした文章題1題・語句などに関する大問5題。2日目…文章題2題・詩1題。
1日目では、「アップ」で終わる外来語、「矢」を用いた慣用句、意味に合う形容詞を答える問題、食べ物に関する俳句などが出題された。
1日目では言葉の意味から成句をすばやく答えられるように練習しておく必要がある。漢字パズルは条件に従いながらも、その条件をうまく活用して答えを求めることも大切である。
2日目は大問1の論説文で今までになかった本文の内容をまとめた表が出題されたので、初めての内容にとまどった受験生も多かったことが予想される。
また、大問2では物語文が出題され、こちらでも驚いた受験生が多かったことが想像できる。
大問3では例年通り詩が出題されたが、比喩表現が多く、読み取るのが難しい問題であった。
灘中合格のためには膨大な漢字語句の知識が必要であることに加え、論説文・随筆文・物語文・詩といったあらゆる文種における高度な読解力も必要となる。
灘中学校
理科の出題傾向・対策

①出題内容例年は、物理・化学が2題、生物・地学が1題だが、化学が1題となった。
しかし、小問数全体に大きな変化はない。
②昨年までとの比較平均点が昨年に続き、上昇している。問題の難度がやや下がっているためと推測する。
ただ、この易化は典型的な問題が増加したということではない。
問題をよく読む、その場でしっかり考える、という灘らしさは変わらない。
それを象徴する問題が、今年度では物理の2題である。易化傾向が続くと考えるのは尚早である。
③対策灘といえども、学校教科書レベルの基礎知識は多く問われる。また、化学は典型題の出題が多い。これらが得点の土台となる。
加えて、与えられた手がかりを使って考える、初見の問題への対応力を高めたい。
そのために、問題演習では解答の際に、論拠を大切にしてほしい。
頭の中で処理できることでも、問題集の解説書のように、ノートに解法を書き記す、視覚的に整理をする練習を積むことが肝要である。
灘中学校
入試結果:2025年度
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入試要項:2025年度
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大学合格実績:2024年度
高校卒業生:218名
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