例年多くの受験生を集める学校だが、今年度は受験者が昨年の923名に対し846名となり、実質倍率が2.26倍から2.04倍へと下がった。
しかしながら、10年以上倍率2倍以上をキープしている人気校であり、合格のためにはかなりの勉強量を必要とする。
問題については、今までの内容を踏襲しながらも、問題用紙が冊子形式になるという大きな変更点もあった。
昨年度は算数・国語の問題が難しく平均点が低かったことから、今年度は算数・国語の難易度が抑えられ、平均点が10点近くアップし、それに応じて全体の平均点も20点近くアップした。合格者平均点は7割近くになることが多い学校なので、取りこぼしがないよう、きちんと得点を積み重ねていく必要がある。
東大寺学園中学校
算数の出題傾向・対策

出題数は17問と1問増加した。計算問題が2問出題される形式は昨年を引き継ぐものであった。今年は受験者平均点が48.9点から59.2点と急激に上昇し、80点以上の受験者も昨年の3.6%から15%と4倍以上になった。今年度の問題は易化したと言えるが、来年以降再び難化することも十分に考えられる。
大問2以降は、式・考え方を書くことが求められるので、普段の学習から思考過程をノートに残す習慣をつけたい。平面図形、場合の数、立体の切断、速さ、数の性質等頻出分野を中心に、初見の問題でも今までの経験を活用し楽しみながら問題に取り組んでいくことが大切である。
東大寺学園中学校
国語の出題傾向・対策

大問1は、東大寺学園の特徴の一つである、かなり難度の高い漢字の書き取り問題であった。「社交辞令」「無病息災」「余勢を駆る」など、小学生にはなじみのない言葉も並んだ。正答率は高くないと考えられるものの、高い語彙力が要求されている。
大問2は、昨年から追加された短めの文章題、大問3・4は例年通り、論理的文章、文学的文章が1題ずつの出題となった。設問は、記号問題と記述問題が中心で、記述問題は、20字~80字前後のものが出題される。
長文記述では、解答のポイントをすばやくつかみ、制限時間内に書ききる力が求められる。日ごろから、ていねいな読解を心がけてほしい。
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理科の出題傾向・対策

①出題内容
昨年度とは異なり、物理・化学が2題ずつ、地学・生物が1題ずつ出題された。試験時間は50分で、小問数は52題であった。
②昨年までとの比較
今年度から冊子形式になり、地学が2題だったのが、1題に変更になった。
例年、普段学習していることと生活の中での科学に結び付ける問題が多い。今年度は都市ガスに関する問題やアニメーションの仕組みに関する問題が出題された。
③対策
身の回りやニュースで話題になっている科学は関心を持って、調べる習慣を身につけたい。
また、問題の分量は多いので、過去問や予想問題を通して、問題の見極めと時間配分の練習を積んでいく必要がある。
東大寺学園中学校
社会の出題傾向・対策

今年度から問題形式が冊子形式に変更されたが、内容的には例年と大きな違いはなかった。問題のほとんどが記号問題というスタイルで、単純に知識を問われる問題は少なく、答えを出すまでに複数の知識を必要とし、データ・グラフの分析といった思考力も必要とする問題がほとんどである。試験時間は50分と長いが、1問にかかる負担は重く、慣れていないと時間が足りなくなる可能性があるので、過去問などで時間感覚を養っておきたい。
また、時事的な社会用語や学校教科書で紹介される用語などの出題も見られるので、2025年のニュースや学校の授業も大事にしていってほしい。
東大寺学園中学校
入試結果:2025年度
※4教科:4教科合計と、3教科の合計の4/3倍のうち高いほうを総合点とする。
※3教科:得点(300点満点)を4/3倍して400点に換算する。
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入試要項:2025年度
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大学合格実績:2024年度
高校卒業生:207名
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入試結果 過去5年間のデータ
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